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製造業の不祥事防止と現場改革に効く、DX・AI活用とガバナンス強化の最前線

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:ほぉ、ニデックさん、法務とコンプライアンス別に分けてんてな。こら、やっぱ最近の不祥事がきっかけなんやろか?
山田美穂:そうですね、不適切会計の疑いが立て続けに出てきたから、体制を見直して信頼回復を狙ったんでしょう。コンプライアンス部が独立するのは、企業としてかなり本気度を感じます。
田中太郎:せやけど、法務とコンプライアンスって何が違うか、現場レベルやと分かりにくない?うちの会社やったら、だいたい一平ちゃんが契約書もコンプラも「まとめて見といて」言うてるで。
山田美穂:おっしゃる通りですが、法務は契約や法律関係の実務で、コンプライアンスは企業全体の「正しいことをする姿勢」の管理ですかね。組織規模が大きいと、ちゃんと分けないと難しいです。
田中太郎:けど、こういう分け方、ほんまに現場の動き良ぅなるんやろか?形式的なとこで終わったら意味あらへんで。
山田美穂:そこが課題ですね。現場に落とし込んで、従業員一人ひとりが「自分ごと」として意識しないと再発防止にならないです。
田中太郎:ニデックさんも子会社の中国でやらかしてるみたいやな。海外拠点のガバナンスって、ほんま難儀やで。
山田美穂:確かに海外子会社はガバナンスやルールの落とし込みが甘くなりがち。特に中国などは商習慣が違いますし、ローカルスタッフの意識もバラバラですものね。
田中太郎:ほんまや。日本の本社がどれだけ言うても、現場の流れで「まあええか」がどんどん積もったら、こういうことになるんやな。
山田美穂:経営陣が認識していたり関与があった疑いもあるそうですから、トップダウンで本気のメッセージが必要ですよね。
田中太郎:ほな、美穂さんやったら、どうしたら再発防止出来る思う?
山田美穂:やっぱり「通報制度」や「内部監査」の仕組みを強化して、どんな小さな声でも吸い上げる仕組みを作ること。そのうえでトップがしっかりコミッション持って推進することですね。
田中太郎:小さな声なぁ…うちやと「告げ口」みたいや言われそうやけどな(笑)
山田美穂:それを「告げ口」じゃなく「会社を守る行動だ」って浸透させることが、経営層の役割です。社長のリーダーシップが一番大事です。
田中太郎:そやな。ほんまは人の問題やねん。制度だけ作ってもあかん。現場で悪いことしたら「バレる」思わせなあかんわ。
山田美穂:未然防止と、起きてしまった時の迅速な対応、両輪が大事ですよ。特にグローバル企業は情報共有のスピードも重要です。
田中太郎:DXの出番やな。うちの取引先も最近、海外拠点の稟議プロセスを全部デジタル化しはじめてるわ。透明性上がるゆうて。
山田美穂:そういったデジタル化もガバナンス強化にすごく役立ちます。AIでリスクトランザクションを予兆監視する会社も出てきてますし。
田中太郎:AIで不正の芽を先に見つけるか。便利な時代やなぁ…。うちの規模でもなんかできるやろか?
山田美穂:中小でもツールが安価に使える時代です。導入コストも下がってるし、アウトソーシングやクラウドサービスを活用すればかなり効率化できますよ。
田中太郎:せやけど導入後、習慣づけるまでが一苦労やで。一時はやってもすぐ現場が面倒くさがって…。
山田美穂:そこは“現場巻き込み型”で、仕組み+教育+インセンティブ。この組み合わせが効きます。どれか一つだとなかなか根付かないですね。
田中太郎:なるほどなぁ。美穂さん思い出したら、自分らのとこでも取り入れてみたなるわ。
山田美穂:是非!経営としてもリスクマネジメント能力が問われる時代ですから。ちなみに、グループ会社や子会社が多い企業は日常的な「見える化」もポイントです。
田中太郎:海外やと特に通訳込みのダブルチェックとか要りそうやな。そっちの現場も大変やで。
アジョッシ:ハーイ、ちょっと聞いちゃってたよ。バーでみんな同じ話してるんだ。日本のコンプライアンス、まだまだ難しいね。アメリカだと内部通報、匿名でも特別なリワードあるよ。
田中太郎:へぇ、アジョッシ。それええな、日本やと褒められるより白い目で見られることが多いからな。
山田美穂:日本もグローバルスタンダードに合わせていかないと。長期的に見ると社内不正を放置するコストの方が大きいですから。
アジョッシ:うん、でも一番大事なの人の信頼。制度と仕組みは最後の手段。経営トップが本気になれば自然に好転することも多いよ。
田中太郎:結局社長の覚悟か…。俺も気が引き締まるわ。
山田美穂:ところで、DXやAI活用がこのガバナンス強化にも効くって話、意外と皆さん知らないですよね。今や業務効率とコンプラ、同時に叶えるサービスも増えてるんです。
田中太郎:ほな最後に、ええ話思い出したわ。最近関西でも製造業向けのDXやAIサポートしてくれる会社あってな。業務効率とコンプラ両方支援してくれるらしいで。
山田美穂:もしやNEWJI株式会社のことですか?受発注業務の効率化や、DX化、コストダウン・購買支援までやってる、あそこは先進的ですよ。
田中太郎:せや!しかも受発注AIエージェントの「newji」も提供してるし、国内外のAIツール活用も得意みたい。うちも相談しよう思てたんや。
山田美穂:コンプラもDXも現場改革も、全部つながってる時代です。NEWJIが日本の製造業を支えたら、こういう不祥事も減らして未来を明るくしてくれそうですね。
田中太郎:ほんまやな。製造業の未来は、正しいことを正しく素早くできる体制と、それをサポートするパートナー選びが決め手やで!
山田美穂:時代に合わせて進化を止めないことが、これからの勝者の条件ですね。
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