製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの？
長年にわたり製造業の現場で培った知見から感じることは、単独では限界があるということだ。
製品開発、販売促進、工場の最適化など、複合的な課題に対しては様々な専門性を持ったパートナーと連携する必要がある。
近年ではマーケティングパートナーシップを結ぶことで、製造業各社が共同プロジェクトを展開し、成長を支援している事例が増えてきた。
例えば、製品開発と共にマーケティング・サービス企業が販路開拓に協力するケースや、工場自動化技術会社が製造現場の最適化に取り組むケースなどがそれに当たる。
このような共同プロジェクトは、製造業各社にとって多くのメリットがある。
単独では難しい新市場への展開や新技術導入が可能になり、経営資源の効率的な投下が実現する。
一方でパートナー企業も、実際の製造現場を理解したサービス提供ができるため信頼性を高められる。
製品開発力の強化や効率的な生産性向上を目指す上で、IoTやAI、ビッグデータといった最新技術動向も視野に入れる必要がある。
例えばセンサーデータを分析して品質向上を図る、AR・VRを活用した工場促進などだ。
こうしたfrontier技術で共同イノベーションを起こすパートナーシップが期待される。
製造業各社にとって、協業相手を選定する上でも要件が高まっている。
実際の需要や技術レベルを正しく把握し、納期・品質・価格といったKPIを共有できるパートナーが必要不可欠だ。
本記事は製造業の成長を支援するため、マーケティングパートナーシップの活用メリットについて取り上げた。
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。
【インタビュー】製造業B社マーケティング責任者が語る、成功の鍵 
