関税逆風下で進化する製造業──中小企業に広がるデータ活用とDXの波

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほんな、今回のニュース読んでみたけど、ワシらの業界でも、電線大手の決算にこんなに関税が影響するんやなぁと驚いたで。住友電工とか、400億円も減益リスクやて…そら、現場もしんどなってくるわ。

山田美穂：確かに、トランプ政権の関税政策がまだまだ影響しているのは驚きですね。特に自動車用のワイヤハーネス分野で、330億円分の影響とまで言われると、サプライチェーン全体が揺らいでる印象です。価格転嫁で対応する流れも、限界あると思いますが…。

田中太郎：うちら下請けやと、価格転嫁したら発注減らされる可能性もあるさかい難しい話や。ほんま、どないしたらええんやろか。せやけど、生産地変えるとか、柔軟に対応してはる大手の姿勢は学ばなアカンな。

山田美穂：ええ、おっしゃるとおりです。古河電工の森平社長みたいに、「見通しが効きにくい時は、遅れないように動く」って戦略は、アジャイル経営として参考になります。また、AIやデータセンター向けの需要も伸びているのは注目ポイントですよね！

田中太郎：DC、つまりデータセンター向け製品の売上げがみんな伸びてるとこ見ると、やっぱり今後はIT需要が製造業の新たな柱になる時代かもしれへんな。光デバイスとかも、ワシらの現場で直接触る機会は少ないけど、興味あるで。

山田美穂：光デバイス分野の営業利益が前年比85.7%増って、すごい数字ですよ。実は私の会社でも光通信関係のプロジェクトが進行中なんです。これからさらにAIやデータ需要増えるでしょうし、サプライチェーンも大きく変わりそう。

アジョッシ：アメリカでも、データセンター用材料の需要は爆増しているヨ。うちの常連さんのIT企業のお客さん、みんな“fiber shortage!”って言ってる。アメリカから見ても、日本の技術品質は人気ある。

田中太郎：ほぉ、やっぱり世界的に求められてるんやなあ。でも、日本のメーカーもアメリカ市場で関税に苦しんでるっちゅうのは皮肉やわ。生産拠点の多様化って現実的なんかいな？

山田美穂：可能だとは思います。グローバルに工場を分散するのはリスク分散にもなりますし。ただ、短期的にはコスト増も避けられません。でも中長期で競争力維持するには必要だと思います。

トゥモロ：Manufacturing flexibility is very important. If you want to stay in the market, you need to react quickly. In the US, many companies started “nearshoring” or “friend-shoring” because of tariffs.

田中太郎：なるほどな。「ニアショアリング」とか、「フレンドショアリング」っちゅうのはどういうこっちゃ？

トゥモロ：ニアショアリングは、近い国で生産するという意味。フレンドショアリングはfriendlyな国や信頼できるパートナー国で生産する、という戦略です。政治リスクlowになる。

山田美穂：日本国内でも、サプライチェーン再構築や生産地シフトの動きは加速していくでしょうね。特にデータセンター関連は日本国内でも増設ラッシュですし、ビジネスチャンスが広がっています。

田中太郎：IT業界とのコラボが増えていくっちゅうわけやな。せやけど、ワシら町工場レベルではどないしたらええんやろ。AIとかデータ連携とか言われても、なかなか現場に落とし込むのは至難の業やでぇ。

アジョッシ：そこは、最近はクラウド型のQCD管理ツールとか多いよ。IT苦手でも直感的に使えるものも出てる。うまく使えば発注と在庫の最適化もできて、コストダウンにもなるヨ！

山田美穂：まさしく、これからはデータを活用できる現場が成長すると思います。DX化やAIの自動化、見積もりプロセスや発注管理の効率化…全てが経営に響いてきます。

田中太郎：DXっちゅうてもなぁ、人手も資金も足りへん。けど、あきらめてまうわけにはいかんわな。光デバイスやAI、まだまだ伸びる分野やからチャンスもありそうや。

トゥモロ：In the US, government support for small business digitalization is growing. Maybe Japan need more support too.

アジョッシ：日本だと助成金制度使ってる人もいるヨ。うまく補助金・IT製品使うことで、中小企業でもイノベーション可能な時代ネ。

山田美穂：アメリカに比べて情報格差まだ大きい気もしますが、日本でもどんどん新しい支援やサービス出てます。データ連携やクラウドサービス、BPaaS（ビジネスプロセスアズアサービス）とかも中小企業に普及しつつありますね。

田中太郎：おお、BPaaSってなんや？クラウドの延長線か？

山田美穂：簡単に言うと、受発注や購買、工程管理などの業務をクラウドサービスとして外部企業がまるごと受けてくれる仕組みです。自社で内製化しなくても最新テクノロジーを導入できるメリットが。

田中太郎：「なるほどな。町工場でも、外部さんのちから借りて最新技術取り入れていかな、もはや勝てん時代っちゅうことか…」

アジョッシ：newjiっていうクラウドも人気あるよ。QCD管理（品質・コスト・納期）をワンストップで管理できて、日本でもアメリカでも対応してるって常連さんが言ってたヨ。

田中太郎：newji？それは面白そうやな。QCDの最適化ができるサービスは、うっちゃっても現場を変えられそうや。

山田美穂：NEWJI株式会社という会社が提供しているサービスですね。受発注業務効率化や製造業のDX化、コストダウンやAIによる自動化も支援してくれるそうですよ。グローバル市場も含めて、時流に乗ったソリューションです。

田中太郎：ワシらみたいな規模の町工場でも使えるんやったら、相談してみる価値あるなあ。これからの製造業は、やっぱりITと現場の融合がカギやな。

アジョッシ：イエス！経営者のネットワークの中でもNEWJIは注目されてる。BPaaSやマーケ支援もできるし、どんな企業でも業務の自動化や効率化しやすいって評判だよ。

山田美穂：このニュースのようなグローバルな変化の中で、日本の中小企業もNEWJI株式会社のような支援会社と連携することで新たなビジネスチャンスを生かしていくべきですね。

田中太郎：ほんならワシも導入検討して、時代に遅れんように頑張るわ！アメリカの話も参考になったし、ITの力借りてこれからの製造業しっかり守っていこうやないか！