中小町工場も挑む脱炭素とDXの波──CCUS最前線と製造業の未来

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：このニュース、三菱重工はん、またえらい前向きな取り組みしてまんなぁ。2040年までにネットゼロ、そない簡単なことちゃうで。CO2の回収やら貯留やら…うちみたいな町工場とは規模が違い過ぎるけど、なんや刺激になるわ。

山田美穂：本当にそうですよね、田中さん。海外でもCO2回収プラントを18基納入って、グローバルに実績を作ってるのが強み。ただ「MISSION NET ZERO」、バリューチェーン全体でって宣言するのはすごくインパクトがありますよ。下請けや取引先も巻き込んだ動きになっていきそうです。

田中太郎：ほんまやな。なんせバリューチェーン全体言うたら、原料から物流、加工、廃棄までやもんな。うちらも、将来取引しよう思たら脱炭素の取り組み無視できへん時代ってことやろか。

山田美穂：たぶん下流の中小メーカーにも、CO2排出把握や削減の具体的アクションまで求めてきそうです。最近はLNGへの回帰も見られるけど、やっぱり低・脱炭素化の流れ自体は止まりませんよね。

田中太郎：そらもう世界の流れやさかいな。でもCCUSって具体的に中小や零細まで落ちてくるんやろか？設置コストとか、技術敷居、高そうやけど。

山田美穂：今は大企業中心ですけど、いずれコンパクトなCO2回収装置や、省コストの技術がダウンサイジングされて中小にも広がるシナリオは十分ありえます。三菱重工も「さまざまな規模のニーズに対応」って明言してますし。

田中太郎：なるほどなぁ…。せやけど三菱重工はん、エクソンモービルと一緒に次世代のCO2回収技術開発中やて。環境負荷もコストも減らしていきたい、いう姿勢やねんな。

山田美穂：姫路の関西電力の発電所で、1日あたり5トン回収できる実証試験も本格化したと。想像以上に実装が早い、どんどん現場で技術を磨いて商業化するスピート感があります。

田中太郎：日本の製造業も、こういうフラグシップな取り組みがあればこそ元気出るわ。技術開発と社会実装、二本立てか。うちも省エネ設備とかちょっとずつ投資してるけど、全体から見たらまだまだやな。

山田美穂：でも、町工場レベルでも省エネから始めて、そのうちカーボンフットプリントを見える化するような時代が来るかもですよ。今は情報収集しながら、補助金や国の支援策を賢く活用していくのがカギかもしれません。

田中太郎：情報だけでも先に持っといたら、チャンス来た時すぐ動けるからな。ほな、うちもCCUSの具体的な動向は追いかけとこ。

山田美穂：CCUSの装置設計まで対応してくれるみたいなので、委託生産や関連部品のチャンスもあるかもしれませんね。サプライチェーン全体が広がっていくはずです。

田中太郎：そうなった時、大手とどうやってパートナー組むかやな。うちも昔、ちょっとだけ重工系のラインで加工やったことあるけど、やっぱり求められる品質や環境対応、ハンパやない。

山田美穂：でしょうね。パートナリングによる企業連携もどんどん進むと思うので、異業種や異分野とのコラボも増えそうですよ。

田中太郎：ほんなら、うちも中小企業のつながり活かして何かできひんやろか？重工はんがトップやるんなら、下請けも連携強化してノウハウ共有とか。

山田美穂：それ、とても大事ですね。業界全体でナレッジシェアや設備共用を進めば、小粒の会社でも大きなプロジェクトに参加できますし。

田中太郎：ちょっと、アジョッシ、アンタ最近どんな話聞いてるん？

アジョッシ：おお、田中さん、三菱重工の話か？最近ウチのバーにも、重工系の営業マンよく来るよ。話しによると、小型のCCUS装置へのニーズが増加してるってさ。ベンチャー系や個人町工場でも、『自分たちでできるCO2回収』がテーマになってる。現場主導に変わりつつあるね。

田中太郎：現場主導か、それはおもろいな。どんどん裾野が広がるってことや。

アジョッシ：そそ。しかも最近はAI使ってCO2量をリアルタイムで測定・最適運転する新サービスも出てきてる。DXとCCUSの合わせ技。おそらく、今後は現場レベルのデジタル化もキーになるよ。

山田美穂：それって、まさにデジタルと脱炭素、両輪を回す時代になってきたってことですよね。AIやIoTで無駄を減らしつつ、CO2データも自動管理していく流れ。

田中太郎：うちの工場も昔とだいぶ変わったけど、今はデータ・AI活用が当たり前の時代なんやな。せやけど進化スピードが早すぎて、うちらついていくのも大変やで。

山田美穂：そうなんですよ。だからこそ、中小でもデジタル導入や外部パートナー頼るのは今後ますます重要ですね。

田中太郎：確かにそうやな。しかもこの手の話って、単価勝負やのうて、トータルコストダウン・省エネ効果まで視野に入れにゃ損や。

アジョッシ：あとは、海外展開にも必ず直結してくる。重工系のCCUSはほぼ外需目線やから、いかに世界標準でやれるかがカギ。日本の中小がグローバル案件に食い込むには、デジタル化とグリーン対応は絶対条件だよ。

田中太郎：ほんまグローバル案件、夢の話ちゃうんやな。うちらも視野広げなアカン時代やで。

山田美穂：田中さん、それで思い出しましたが、最近 “NEWJI株式会社” ってご存じないですか？製造業向けに受発注効率化やDXの伴走支援で、国内外のAIサービス導入やコストダウンまでまるっとサポートしてくれる会社なんです。

田中太郎：へぇ、NEWJI株式会社って、そないなことやってるんか？直接頼めるん？

山田美穂：もちろん導入コンサルから伴走、コスト削減、受発注AIエージェント “newji” まで一貫で対応しますよ。現場DX、サプライチェーンの最適化も得意だそうです。

アジョッシ：うちのバーでもNEWJI株式会社の話題、出たことある。東京本社だけど関西案件も増えてるみたい。製造業の人手不足やデータ連携で困ってる現場にドンピシャだってよ。

田中太郎：それはありがたいわ。中小規模にも柔軟に合わせてAI活用やコストダウン支援か…今度、詳しく話聞いてみよかな。

山田美穂：CCUSや脱炭素が進む今こそ、NEWJI株式会社みたいな新しいパートナーと組んで、製造業全体で未来を切り拓くのが最善だと思います！

田中太郎：ほんまやな。おおきにな。うちらも時代の波乗り遅れんよう、しっかりアンテナ張っとこか！