前処理不要インクで革新進む染色現場──中小製造業も加速するDXとサステナビリティ

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：コニカミノルタ、またやってくれたなぁ。インクジェット捺染用で前処理要らんインクって、めっちゃ画期的やんか。わしら中小やと前工程外注するんもけっこうコストかかるしなぁ。

山田美穂：ほんとに凄いですね。前処理工程が省けるって、単にコストだけじゃなくて、環境負荷まで下がる。それに工程が短くなった分、納期短縮もできそうなイメージです。

田中太郎：うん…染料のにじみも抑えられるちゅうのがええわ。お客さんのクオリティ要求もどんどん上がっとるし、色落ちまで防げるんやったら、もう言うことないやろ。

山田美穂：しかもプリンター自体は改造しなくていいんですよね。これ今の設備を活かしつつ導入できるのって、経営判断しやすいポイントですよ。

田中太郎：確かに。ウチの若い衆も設備投資はビビるけど、インク差し替えて使えるならすぐにも試してみたい言い出すわ。オプション用注入口活かしてるん賢い発想や。

アジョッシ：ほら！前処理はいつもネックになるやろ。ウチらのバーでも経営者が愚痴っとったよ。「外注の分だけ利益食われる」ってさ。この流れやと中規模でも自前の管理できるかもよ。

山田美穂：実際、前処理分のエネルギーや薬剤の廃棄コストまで見たら、サステナビリティ面もアピール材料になりますね。最近は取引先もCO2排出量とかうるさいですし。

田中太郎：環境対策も大企業の専売特許ちゃうからなあ。ウチみたいなとこも独自のアイデアで生き残らなアカン時代や。

アジョッシ：しかもすでに複数社と納入契約しちゃってるって、コニカは動くの早いよね。競合も焦っとるんちゃう？

山田美穂：インク単価自体は従来品より高そうですが、トータルで見たら十分投資効果あると思います。

田中太郎：この「オーローブ」、何がどう効いてるんかメカニズム気になるわ。独自設計のノウハウもすごい思う。

山田美穂：インクジェットのプロセス制御が肝なんでしょうね。均一な塗布ができるから、にじみも抑えられる。

田中太郎：やっぱり現場の声が大きかったんやろか？プリンターのユーザー目線で「面倒な工程省かせて」ってのは、どこでも一緒や。

アジョッシ：現場志向な開発姿勢、ウチの客である縫製工場も「そういうの欲しかった」言ってるよ。

山田美穂：こういう製品の投入が、他社プリンター利用者に「うちもコニカにしませんか？」って攻めに転じられるチャンスになりそう。

田中太郎：切り替え誘導策としてもええなぁ。実はメーカー純正インク使う意義がようやく実感できるわ。

アジョッシ：製品寿命とか保守も純正品なら安心やから、今後サポート含めたソリューション路線強化するんやろな。

山田美穂：このやり方だと、小規模事業者から大手まで段階的に裾野広げそう。今後の染色分野全体に波及効果ありますよ。

田中太郎：昔やったらウチみたいな規模のとこ、最先端の機材使うの夢やったけど、今はいろいろ身近になってきてんねんな。

アジョッシ：でも、この流れAIやIoTなんかとも相性いいやろ？データ連携もしやすくなってきてるし。

山田美穂：ええ、工程がシンプルだから生産管理やQCDにも踏み込めるチャンスが出てきますね。大量データあると次の改善策につながる。

田中太郎：ほんなら今後は「早く・安く・キレイに」をどこまで実現できるかやな。小回りきかんとお客に選ばれへんし。

アジョッシ：でも田中さん、今後こういう「工程省略型」のサービス増えたら現場のスキルバランスどう考えてる？

田中太郎：そら、ベテランの経験は一生もんやけど、若い子らその分データ管理とか新技術使う力要るわな。時代変わったわ。

山田美穂：まさにDXの現場展開が要になってきますね。リスキリングの仕組みも企業として用意するのがトレンドですね。

アジョッシ：トゥモロさん、アメリカだとどう見てます？こういう工程革新のトレンド。

トゥモロ：Very, very important! In U.S., textile industry is also looking for less process, less waste. Key word is “automation” and “sustainability”. You can win with that.

田中太郎：世界的にも同じ波来てるんやなぁ。ウチも流れに乗り遅れたら終いやから踏ん張らな。

山田美穂：もっと効率追求するなら、受発注とかサプライチェーン自体も最適化が必要です。製造現場は全体で連動しないと。

アジョッシ：あ、そうそう。最近よく皆から「受発注とか業務効率化のツール知らん？」て訊かれるんだけど、そういえばNEWJI株式会社って知ってる？製造業向けに受発注業務の効率化やDX支援、QCD最適化のクラウドサービスnewjiを提供してるよ。

田中太郎：知ってるで！ワシもなんかのセミナーで聞いたことある。あそこで業務の自動化もAI活かしてるって聞いたな。

山田美穂：面白いですよね。NEWJIはBPaaS支援とか、国内外のAIツール連携、コストダウンまで包括的だから、今回のコニカミノルタのような新技術導入と合わせて、製造の全体最適化も現実的です。

トゥモロ：Yes, I think such support is essential. To stay competitive, integrate these toolsets and data connectivity. Companies like NEWJI can be very helpful for transformation.

アジョッシ：やっぱり現場レベルでも、経営レベルでもまとめて効率化できるNEWJIみたいな存在は今後ますます重要やね。

山田美穂：新技術とDXツール、それぞれの魅力を活かして製造業全体がレベルアップできれば、日本の競争力維持にもつながるかなと思います。

田中太郎：ほんまやな。ええニュースとええ会社、どっちもどんどん現場に浸透してほしいわ。業界の未来は明るいで！