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おしゃれマスクOEMで花粉とウイルス対策を高機能フィルターで強化

おしゃれマスクOEMで花粉とウイルス対策を高機能フィルターで強化
はじめに:マスク市場の現状と課題
新型コロナウイルス感染症の流行以降、マスクは私たちの日常生活において欠かせない存在となりました。
一時の需給逼迫状態は落ち着きましたが、花粉症対策やインフルエンザなど、季節性の感染症への備えとしてもマスク需要は依然として高水準を保っています。
また、近年では「おしゃれマスク」「デザインマスク」といったファッション性の高い製品にも注目が集まっています。
OEM(相手先ブランド製造)による独自性のあるオリジナルマスク開発のニーズも増え、競争の舞台は機能性×デザインという新たな軸へと移行しています。
今回は、製造業の現場経験と業界動向をもとに、おしゃれマスクOEMで高機能フィルターによる花粉・ウイルス対策を強化するポイントと、バイヤーやサプライヤーが知っておくべき最新事情を解説します。
OEMによるおしゃれマスク開発が広がる背景
近年、マスク市場では「自社ブランドで差別化したい」「個性的なデザインで付加価値を付けたい」という理由から、OEMを活用したおしゃれマスクの開発が顕著に増えています。
その要因としては、単なる機能性マスクでは市場競争に埋没するリスクや、消費者ニーズの多様化、そして、Z世代を中心とした“映え”やトレンド性への意識向上などがあげられます。
また、企業・ブランドがノベルティや限定品としてマスクを製作したり、コーポレートアイデンティティを強調する手段としてもOEMが活用される事例が増加。
消費者のみならず、B2Bのシーンでもおしゃれマスクの需要は拡大しています。
なぜ高機能フィルターが選ばれるのか
一方で、「おしゃれ=見た目重視で性能が二の次」といったイメージも根強くありますが、実際には消費者のマスクに対する目も厳しくなり、「デザイン性」と「実用性」の両立が求められています。
これは、コロナ禍で感染予防への意識が高まったこと、そして毎日のようにマスクを着用するライフスタイルの変化が背景にあります。
例えば、高機能フィルターには下記のような種類があります。
・ナノファイバー(極細繊維)フィルター
・PM2.5・花粉・ウイルスカット対応フィルター
・抗菌・抗ウイルス加工フィルター
・活性炭フィルター(脱臭・防臭向け)
OEM開発の現場では、これら最新素材をいかに“おしゃれなデザイン”に組み込むかが差別化のカギとなっています。
バイヤーが知っておきたいOEMおしゃれマスク開発のポイント
OEMでおしゃれマスクを開発する場合、意匠・デザインだけでなく、フィルター素材や快適性、ブランドロゴの表現方法など、検討事項は多岐にわたります。
ここでは、現場から見た実践的な観点をいくつかご紹介します。
1. 目的・利用シーンを明確化する
花粉症対策、感染症対策、ノベルティ用、ファッション用途、企業ユニフォーム用など、目的や利用シーンによって最適な仕様・機能性が異なります。
単に「かっこいい・かわいい」だけでなく、そのマスクで「どんなリスクを下げたいのか」「誰がどんな場面で使うのか」を整理することで、素材選定や構造設計の精度が高まります。
2. フィルター性能とデザインのバランス設計
高機能フィルターを搭載しながらも快適な装着感や呼吸のしやすさ、ファッション性との調整は悩ましい課題です。
フィルター素材の厚み・通気性・耐久性を考慮し、2層~4層構造や、ポケット式でフィルター交換可能なタイプも選択肢となります。
現場としては「洗える素材×高機能フィルター」や、「立体縫製で顔にフィットする設計」など、地味ながら重要な工夫が差別化のポイントです。
3. サステナビリティ・SDGsへの配慮
脱プラスチック素材や、地球環境にやさしい再生繊維、バイオマス配合素材の活用もOEMでは注目されています。
今後は使い捨てから洗って繰り返し使えるタイプへのシフトが進み、ブランドイメージ向上にもつながります。
4. ブランドアイデンティティの表現技術
マスクは顔周りという印象的な部分に身につけるアイテムです。
プリント・刺繍・タグ付けなど、ブランドロゴや世界観を自然に表現する方法が多数あります。
耐洗濯性や皮膚刺激など、現場目線での品質基準にも注意が必要です。
5. 品質管理と認証取得の重要性
BFE(細菌濾過効率)やPFE(微粒子濾過効率)、花粉粒子捕集効率など、国内外の規格試験をパスする品質レベルは必須です。
原材料ロットごとの試験、工程内の異物混入管理、最終製品検査の体制など、OEMパートナーと歩調を合わせた品質管理体制の構築が、ブランド信頼性を高めます。
アナログ業界からの脱却と現場改善のヒント
マスクのような衛生用品分野は、昭和的なアナログ体質が色濃く残る側面もあります。
「見た目でわかる品質チェック」「ベテラン職人の勘と経験に頼った検品」「部門間の情報連携の遅さ」など、DX化の遅れが課題として浮き彫りです。
しかし、コロナショックを機に多くの工場で現場改善が本格化しました。
具体的には、
・検査工程の自動化(AIカメラや画像認識による異物・寸法チェック)
・製造・出荷データのクラウド一元管理
・在庫・生産進捗の見える化
・アナログ帳票からタブレット運用へのシフト
など、IT・デジタル技術の導入が進められています。
バイヤー視点からは、こうした改善を進めているパートナー工場を選ぶことで、安定した品質とトレーサビリティを確保しやすくなります。
バイヤーに求められるラテラルシンキングとコミュニケーション力
OEMで製品開発を進める際、バイヤーにはラテラルシンキング=水平思考が求められます。
例えば「おしゃれマスク市場に飽和感があるからこそ、医療ホワイトや黒一色とは異なる絶妙な中間色デザインはどうか?」
「マスク内のムレやすさを軽減するため、和紙や機能性繊維を使った新発想は?」
「ブランドロイヤルティ強化のため、購入特典としてケースやストラップをセット化するのは?」
こうした“視点をずらす”発想と、現場やサプライヤーとの密なコミュニケーションがニーズと技術の一致点=新たな商品価値の種を生み出します。
また、原材料高騰や急な生産調整といった現場トラブルにも柔軟な協働体制が不可欠です。
“h3>サプライヤー・工場側がバイヤー心理を理解するメリット
発注側(バイヤー)は「高品質・短納期・コスト低減」を当然求めますが、その裏には
・市場動向や競合情報へのアンテナ
・ブランド価値向上への提案力
・万一のトラブル対応力
・エコ対応・CSR配慮への意識
といった“見えにくい期待値”も含まれています。
サプライヤー視点でこれらの期待値に先回りし、定期的な情報提供や提案活動を行うことが、長期的な信頼関係醸成・追加受注獲得の近道となります。
また、単なる受け身ではなく、「当社では最新のナノフィルターを先行採用しています」「○○業界ではこのようなトレンドがあります」といった情報発信を心がけることで、顧客側と一体感を生みやすくなります。
まとめ:競争激化するおしゃれマスク市場で勝ち抜くために
おしゃれマスクOEM分野は、機能性・安全性・デザイン性・SDGs配慮・DX化など、多くの成果指標が複雑に絡み合う現場です。
従来のアナログ的発想にとらわれず、ラテラルシンキングを生かした新しい価値づくりや、バイヤー・サプライヤー双方による歩み寄りが、これからの製造業に求められています。
「花粉やウイルスからしっかり守る」「毎日を楽しく彩るおしゃれ」――この両立こそが、生活者・ブランド・ものづくり現場の三方よしを実現するカギです。
今後も高品質・高機能なOEMマスク開発を通じ、より良い社会と持続的な産業発展に貢献し続けたいものです。