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フルカラーロゴ入りアイマスクOEMが機内配布で記憶に残るマイクロスエード

目次
フルカラーロゴ入りアイマスクOEMが機内配布で記憶に残る理由
長い飛行機の旅において、心地良い眠りをサポートするアイテムの代表がアイマスクです。
従来、機内で配られるアイマスクといえば、機能重視のシンプルなものが定番でした。
しかし昨今、航空会社やツアー運営会社では、フルカラーロゴ入りアイマスクOEMを特注し、機内での記憶に残るプロモーションツールとして活用するケースが増えています。
特に、マイクロスエード素材が注目される背景や、製造業ならではの現場目線から、OEM受託事業や調達側バイヤーの視点、サプライヤーとしての差別化戦略まで、深く掘り下げて解説します。
昭和から続く“おまけ”文化とノベルティの進化
日本の製造業には、昭和時代から続く“おまけ”文化があります。
駄菓子のオマケが子供たちにワクワクを与え、企業のノベルティは商談や展示会で顧客の好印象を勝ち取る鍵でした。
今、このノベルティに新しい波が来ています。
従来はペンや定規、使い捨てビニール製グッズが主流でしたが、サステナブルな時代を受け、実用性の高いアイテムや高級感を演出できる製品が求められています。
その中でアイマスクの需要が高まる理由は、航空会社だけでなく、宿泊・旅行業界でも「使ってもらえる」「長く記憶に残る」ノベルティとしてのポテンシャルが見直されているからです。
なぜフルカラーロゴが効果的なのか
航空会社が標準アイマスクではなく、フルカラー印刷で企業ロゴやブランドアイコンをあしらう理由は、ブランド想起率の向上にあります。
搭乗中、機内インテリアと統一されたデザインや独創的な配色を見ることで、顧客体験がより深く記憶に刻まれます。
特に海外路線や長距離フライトでは、利用者がアイマスクを持ち帰るケースが多く、帰宅後も旅の思い出や企業ロゴが残り続けます。
この“持ち帰り文化”を見越したプロモーション設計が、今、バイヤーたちの間で静かなブームとなっています。
高級感と機能性両立:マイクロスエード素材の優位性
従来の不織布やコットン素材に比べて、マイクロスエードは下記メリットがあります。
- 肌触りが格段にやわらかく、長時間の装着でも不快感が少ない
- 高級感があり、ブランディング効果が増大
- 刺繍やフルカラープリントの再現性が高い
- しわや毛羽立ちが少なく、耐久性にも優れる
特に、企業の顔とも言えるロゴやブランドカラーを、細部にわたり美しく印刷または刺繍できる点がOEM調達サイドに高く評価されています。
フィーリングを重視しがちな消費者市場では、“触感”という新たな付加価値が歓迎され、選ばれるアイテムになっています。
ロゴ入りアイマスク制作現場の苦労と工夫
製造現場では、マイクロスエードは取り扱いが難しい素材です。
毛足の方向、印刷のにじみ防止、カット時の断面処理など、手間がかかります。
そのため短納期・低コストの大量生産では不向きとされる一面もありました。
しかし、最新の生産設備(自動裁断機、多頭刺繍機、昇華プリンター等)の導入や、QC(品質管理)ノウハウの蓄積によって効率化が進んだいま、アイマスクのOEM生産ラインでも、安定品質のマイクロスエード製ロゴアイマスクを供給できるサプライヤーが増えつつあります。
まさに、昭和のアナログな縫製工場からの脱却、スマートファクトリーへの進化が業界全体の商機を拡大しています。
バイヤー目線:OEM調達で差別化するコツ
バイヤー担当者にとって、大量のノベルティグッズ調達はいかにコストと品質、ブランド性を両立させるかが課題です。
一律なアイテムでは競合との差別化が難しくなりがちな今、下記ポイントが成功のカギとなります。
- “持ち帰られやすいか” 実用性・デザイン性を重視
- 生産ロット・納期・プリント方法に柔軟な対応ができるサプライヤーを選定
- ブランドロゴの訴求だけでなく、公式キャラクターや限定イラストとの組み合わせでサプライズ感を加える
- 単価だけでなく、包装やセット梱包への工夫(例:耳栓とセット、オリジナル巾着入りなど)で付加価値を作る
特にOEMモデルでは、バイヤー自身が市場トレンドを先読みし、調達仕様やアッセンブリー、物流まで一気通貫で考える“ラテラルシンキング力”が求められています。
サステナブル視点で見直される素材選定
今後の航空業界や旅行業界では、「脱プラスチック」「地球環境への配慮」も必須の課題です。
マイクロスエードは本革に比べて動物愛護や環境負荷の少なさが評価され、SDGs文脈でも注目されています。
さらに、再生ポリエステル原料を使用したマイクロスエードや、再生紙パッケージと組み合わせることで、「企業としての社会的責任」を訴求したいクライアントにも提案の幅が広がります。
このように調達バイヤーの視座が高まるほど、サプライヤー側も積極的に素材開発・商品提案のノウハウが問われる時代です。
サプライヤー目線:選ばれるOEMパートナーとは
OEM供給側にとっては、他社と同じ単純受託だけでは生き残れません。
「デザイン提案力」「小ロット対応力」「品質トラブル時の瞬発力」「B to B目線のマーケティング力」など、受け身ではない“開発型サプライヤー”への転換が必須です。
例えば、デザイナーとのコラボレーションによる限定柄の企画提案、フルカラー印刷の耐摩耗試験データをバイヤーに可視化して提供する等、従来以上に一歩踏み込んだ差別化が求められます。
これが実現できるサプライヤーは、競合より優先的な指名発注の獲得が可能となります。
まとめ:ノベルティの未来を拓くのは“価値提案”
いまだに「安かろう、どこでも似たものが手に入る」イメージの強いアイマスクOEM市場ですが、ラテラルシンキングと業界の進化により、新たな価値が生まれています。
フルカラーロゴ入りのマイクロスエード製品が、体験価値と記憶定着、サステナビリティを兼ね備えた新時代のノベルティとして、航空機内配布シーンを中心に広がり始めました。
これからの調達購買担当者、そしてサプライヤー自身が、「昭和型の大量生産大量消費」から一歩進み、「使ってよかった」「また手に入れたい」と顧客から思われる提案へ、今こそ変革すべき時期です。
業界内の皆様と、“価値あるOEMグッズ”で新しい製造業の未来を拓いていきましょう。
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