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接客カウンターの透明仕切り板を曲げ加工で安定性を高める試作:従業員が取り付けやすい仕様

目次
はじめに
新型コロナウイルスの影響で、対面接客を行う店舗やオフィスなどでは、感染予防対策として透明な仕切り板を設置するケースが増えました。
その中でも、接客カウンターに設置される透明仕切り板は、安定性や取り付けやすさが重要なポイントです。
今回は、製造現場の視点から仕切り板の曲げ加工により安定性を高め、従業員が取り付けやすい仕様について試作を行いました。
透明仕切り板の現状と課題
現在、市場に出回っている多くの透明仕切り板は、シンプルな形状をしており、取り付けには工具や特別なスキルを必要とする場合が少なくありません。
これは迅速な設置を妨げるだけでなく、使用環境によっては安定性が不十分となることもあります。
特に、接客カウンターでは不意の接触や風による揺れが生じやすく、仕切り板が倒れてしまっては業務や安全性に影響を及ぼします。
現場の声を反映したニーズ
現場の従業員からの声を反映してみると、設置や取り外しが容易でありながら安定性が高い仕切り板が求められています。
接客の隙間時間や営業時間外に手軽に取り付けられることが望まれる一方で、お客様の安全を確保するための堅牢性も重要です。
このため、現場でのリアルなニーズを反映した設計が求められます。
曲げ加工による安定性の向上
そこで、今回の試作では仕切り板の曲げ加工に注目しました。
曲げ加工により、仕切り板に自然な補強効果を生み出し、倒れにくい構造を目指します。
特に、L字型やU字型に曲げることで、設置時の安定性が飛躍的に向上します。
L字型デザインのメリット
L字型デザインは、カウンターに対して垂直に取り付けられるだけでなく、側面を利用してさらなる固定が可能となります。
これにより、接触によるエッジ部分のぐらつきを抑えることができます。
また、L字型のデザインは、見た目の遮断感を軽減する効果もあり、接客における心理的障壁を低減することが期待されます。
U字型デザインのメリット
一方でU字型デザインは、中央部の安定性と両端部分での追加固定を可能にします。
これは、風や振動などの外的要因に対してさらに強固です。
また、デザイン上、お客様がカウンターで手を掛けた際にも手元に自然なガイドラインを形成し、安心感を与えます。
取り付けやすさへの配慮
次に、取り付けの容易さを考慮した設計についてです。
移動可能なクリップやアジャスタブルなベース部分を導入し、工具を使わずに、容易にカウンターに固定できる仕組みを考案しました。
クリップ方式の採用
クリップ方式を採用することで、多様なカウンターサイズや形状に柔軟に対応できます。
クリップは手で簡単に取り外せる仕組みにすることで、メンテナンスや清掃時にも素早く対応可能です。
加えて、クリップには滑り止め加工を施し、固定性を向上させました。
アジャスタブルベースの採用
さらにアジャスタブルなベースを採用することで、カウンターの厚みに応じた調整が可能となります。
これにより、従業員がスムーズに設置でき、異なる営業環境にも適応可能です。
ベースにゴム素材を組み込むことで、滑り止め効果と振動の吸収効果も付加しました。
試作の結果と今後の展望
試作を行った結果、曲げ加工による構造の強化と、取り付け機能への工夫により、従業員が容易に取り扱えるとともに、十分な安定性を実現しました。
顧客からは、仕切り板が倒れる心配がなくなり、安心感が増したとの声が寄せられています。
今後の改良点
試作を経て、いくつかの改良点も見えてきました。
例えば、材料の軽量化を進め、持ち運びの利便性をさらに高めることや、より多様なデザインバリエーションを追加することが課題として挙げられます。
さらなる活用の可能性
今回の試作により、接客カウンター以外にも応用できる可能性が見えてきました。
例えば、学校やオフィスなどでの利用や、移動式の仕切りとしての活用が考えられます。
今後は、さまざまな業界のニーズに応じた製品開発を進めることが目標です。
まとめ
接客カウンターにおける透明仕切り板の曲げ加工による安定性の向上と、従業員が簡単に取り付けられる工夫は、製品の付加価値を高め、顧客満足度の向上につながります。
製造業においては、現場の声に耳を傾けつつ、技術革新を追求することで、新たな市場ニーズを創出することが可能です。
今後も現場目線に立った製品開発を推進し、製造業のさらなる発展に寄与したいと考えています。