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ホースの購買について説明します
今日は購買の品目の中のゴムホースの話をしたいと思います
私がゴムホースのサプライヤー
実際には訪問できていないんですけれども
展示会で直接話ができました
展示会といっても中国は湖南省、長沙というところ
それからあとは上海の国際展示場
この二箇所で話が聞けたんですけれども
工場はその会社、山東省の煙台
青島からさらに対岸の北の海にありまして
周辺はそう遠くないところに天津だとかいろんな大きな
工場設備がある所ですし
日本のメーカーも山東省の中には
いろんな機械メーカーの部品会社とか
工場、進出している会社もいっぱいあります
こういったところで
そのゴムホースメーカー
何を三一重工に売りたかったか、なぜ私にアプローチをしてきたか
私はなぜそこに興味を持って
実際展示会場で話をしたかということなんですけれども
ゴムホースがなぜ大事か
私が勤めていた顧問をやっていた建設機械の会社において
油圧部品
油圧ショベルだとかコンクリートポンプ車とか色々な部品を動かす時に
油の力油の力でもって
実際に油圧のアームを動かしたりするんですけれども
当然かなりの圧力かかります
その高圧に耐え得るゴムホース
単なるゴムじゃないですね
ゴムの中に油が通るんですけど
実はゴムと油の相性って非常に悪い
ゴムと油この悪い関係をどれだけ馴染ませて劣化を防ぐか
化学反応を抑えて耐久性の長い丈夫なホースを開発するか
さらに端から端まで単なるゴムじゃないですよね
必ずその先には金属部品のジョイントの部品が付きます
なのでそのゴムのホースとジョイントの部分がぴったり合わさる
ということが大事ですし
ゴムホース、色んな所に当たって傷がついて
中から液が漏れたりしないようにガードをするという方法だとか
中にスチールワイヤーを保護のために使うとか
二重三重の構造にするとかいろんな技術があります
こういったものをどれだけ安く作るか
安くする結果として今まで耐久性の問題があったり
ひびが入ったり、暑い寒いの中でゴム
特に冷たい環境では硬くなって
ひび割れを起こしやすいということがあったりするんですけども
そういうところに事故が起きたりしやすいんですけれども
それをいかに強く曲げる仕方(力)、可とう性
柔らかいゴムですけれども
中にスチールのほぼスチールワイヤーをいっぱい周りに保護させると
だんだん曲がりにくくなるんですね
それでもある程度曲がるっていうことを要求されますので
いかにその技術を安いコストで作るか
ホースのメーカーも日本から進出していった
例えばね
東海ゴムとか理化学とか
いろんなメーカーがあります
日本の自動車部品メーカーでもあるんですけど
そういった技術を学んでる会社
中国でやっぱりいっぱいあるわけですね
これだけと自動部品会社、増えている中でどれだけその技術を
自分たちのものとして身につけているか
私はこの青島のゴムホース会社
この山東省にあるゴムホース会社
これなんでここまで私が興味を持ったか、たまたま中国人の営業の人
日本語もかなり上手でかなり色んな
マナーも分かってくださってて
色んなコミュニケーションをずっと取ってたんですけれども
試作品をなんとか使ってみようかっていうところまで話が進んだんですけど
そこで私帰国してしまったので
まだその方とはメールのやり取りをしていて
コミュニケーションを取っているんですけれど
残された中国人の購買スタッフがどこまで今後
取引先として大事にしてくれるかはちょっと分かりませんけれども
こういったサプライヤー候補
どれだけの実力を持っているか
生産能力があるかやっぱり現場を見てみないと
最終的な判断にならないということもありました
実際湖南省から山東省まではかなり距離があるので
なかなかチャンスがないと訪問できないということもあった訳なんですけれども
大事なのは単純に見積もりの比較だけじゃなくて
こういう品質、耐久性ではこうです
仕様書ではそううたっていても
果たして本当にサンプルを装着した時に問題ないか
それが小ロットさらに量産化された時に
品質を担保されるかということを
やっぱり確認していかなきゃいけないので
かなりやっぱり時間かかるわけですね
そういった時間がかかることはできるだけ早くに着手をして
色んなトライアル、キャスト(テスト)
重ねていかないといけないわけです
こういった部品に関しては
サプライヤーを切り替えるということはかなりエネルギーが必要なことで
是非時間をかけてやるためには
当然設計開発部門の協力だとか
生産部門の協力だとかそれから今ある既存の取引先をどうするのか
それから在庫をどう処理するのとか
いろんな問題を抱えて同時並行で
既存の取引先と新規を両方使うのか
比較比べながらどっちが最適かを
確かめながらやっていくのか
いろんな方法あると思うんですけれども
ごそっと切り替えのやっぱりリスクありますし
在庫が処理できないと新規のところ切り替わらないとか
もし2社でやるのであれば管理が複雑になるとか
問題は逆にいっぱいあったり
集中購買のほうがコスト削減できるんじゃないかとか
色んな問題あります
そういったことを全部ひっくるめて
相互評価した上で新規取引先を新製品から導入していくのか
既存のサプライヤーでこのまま継続するのか
なかなか判断は難しいんですけれども大事なのはやっぱり
既存の取引先が長年の付き合いの中で
だんだんだんだん緊張感がなくなってきて
技術力だとか新製品の開発力だとか
コスト削減の取り組みだとか
だんだんだんだん成果が出てこなくなった時に
その会社をもう1回競争力を持たせる、緊張感を持たせるために
もう1社導入するのかっていうような
色んな考え方があると思うんです
ぜひいろんな考え方を持って
新規の取引先をどうするのか
たまたま今ゴムホースの話をしましたけれども
求める性能、品質
これやっぱり安全性だとか色んなものが優先すると思うんです
その中でもやっぱりコスト削減も大事です
いかに安くて丈夫で良いものを買えるかどうか
納期に間に合うかどうかという生産能力の話も含めて
比較をしていくということになります
まだまだこういった優秀なサプライヤー
中国にいっぱいあります
日本の技術力を学んだ会社も多いです
このように品目ごとでいろんな話があります
ゴムに関してはまたゴムの素材についても
大事な話がありますのでまたそれは別の機会に
お話をしようと思います
是非この話の続きを聞きたい方、コメント、高評価ボタンをいただきたいですし
ぜひNEWJI チャンネルに登録をしていただいて
まだまだたくさんある品目の話だとか購買のテクニック
それからものの考え方、発想で行き詰まったときの対応策とか
話をしていきたいと思いますので
ぜひチャンネル登録よろしくお願いいたします
これからもNEWJIで購買 のスキルアップを図ってください
今日は以上です
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