購買管理システム比較23選 製造業調達購買部門必見 | newji
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投稿日:2022年10月19日 | 更新日:2026年9月10日

購買管理システム比較23選 製造業調達購買部門必見

購買管理システムとは

この記事では調達購買を強化するために、調達購買への理解を深めるための情報を提供していきます!

購買管理システムとは、発注処理・在庫管理・仕入先管理など企業の購買業務をシステム化し、人的ミスの削減と業務の標準化・可視化を実現するソフトウェアです。発注データの一元管理により過剰在庫や納期遅延のリスクを低減し、購買実績の分析を通じてコスト削減や適正在庫水準の維持を可能にします。

さらに、各購買管理システムの比較を行ったので、是非参考にしてみてください。

購買管理システムは、企業における購買業務の効率化と最適化を目的としたソフトウェアです。

発注処理、在庫管理、仕入先管理などの購買関連業務をシステム化することで、人的ミスを減らし、業務の標準化と可視化が図れます。

また、発注データの一元管理により、過剰在庫や納期遅延のリスクを低減できます。

さらに、購買実績の分析を通じて、コスト削減や適正在庫水準の維持が可能になります。

大手企業ではERPシステムの一部として購買管理システムが導入されていますが、中小企業向けのクラウドサービスも増えています。

 

購買管理システム導入形態の比較(製造業向け)

観点 海外クラウド型 国産ERP統合型 国産特化型(Newji one 等)
導入コスト ◎ 月額平均約124ドルから低価格で開始可能 △ 大手ERPは初期費用が高額になりがち ○ 中小〜中堅向けに現実的な価格帯
日本商習慣対応 △ 多くが英語UIで日本独自の検収・支払慣行に弱い ◎ 日本の経理・税制・帳票に最適化 ◎ 製造業の調達購買経験者が日本仕様で設計
機能カバー範囲 ○ 自動発注・支出管理など購買特化機能が豊富 ◎ 生産・会計・在庫まで全社業務を統合 ○ 調達購買の上流〜下流に集中特化
半導体不足・原材料高騰対応 △ サプライチェーン可視化は限定的 ○ 在庫連携で需給変動に追随可能 ◎ サプライヤー探索や市況連動を含む戦略調達を支援

調達購買を強化するために知っていてほしいこと

日本産業全体のDX化が叫ばれる中、基幹産業である日本の製造業におけるIT投資が思うように進んでいません。

このような実態を踏まえて、IT先進国で米国を含む海外企業発の調達・購買領域に強みを持つ企業およびシステムを調査いたしました!

*1…経済産業省発行 2022年版ものづくり白書抜粋

 

調達バイヤーが押さえるポイント

QCD+取引先管理の機能網羅性を最優先で確認すべきです。原材料高騰・半導体不足下では、リアルタイム価格監視と自動発注、サプライヤー情報一元管理、契約更新アラートが揃うシステムを選び、戦略調達に時間を割ける体制を作りましょう。

どんな人が読むべき記事か?

今回は特に、製造業の調達購買部門で働く方、DXに興味がある方に読んでいただきたいです。

他にも以下の読者におすすめです。

  • DX推進・企画を担当されている方々
  • 受発注システムの導入を検討されている方々
  • 製造業のDXをサポートしている企業で営業をされている方々

 

評価の高い購買管理システム23選を紹介

海外企業の購買管理システムを中心に、インターネット上に掲載されている、

かつ、日本でも使用可能な購買管理システムについて調査を行いましたので、まずは概要を紹介させて頂きます。

今回は、利用者(ユーザー)評価の高い購買管理システム23社を中心に調査を行いました。 (※2023年2月7日更新)

購買管理システムが持つ特徴

システムが持つ機能の大きな特徴として

購買機能の他に、基本的な情報を管理する全体機能(*2)や経理機能(*3)が主な機能として挙げられている事から、

”購買管理システム”といっても各部署との連携機能や、発注~支払いまでの費用処理面での機能がメインとなっております。

*2…例)タスク管理、カレンダー管理、ワークフロー管理等
*3…例)請求書支払い、電子送金、納税計算、電子送金等

 

購買管理システム23選

全て欧米企業のシステムかつ、2000年以降に設立された会社が8割以上ですので、

日本ではあまり馴染みのない企業名となりますが、こちらが23社です。

以下の表では、購買管理システムサービス、各サービスを提供する企業概要、おすすめ環境を比較しています

サービス名 会社名 設立 本社 参考動画 オンプレ クラウド 大手企業 中小企業
Precoro 2015 米国 YouTube ◯ ◯
eBuyerAssist Platform 2009 米国 YouTube ◯ ◯ ◯
Pipefy 2015 米国 YouTube ◯ ◯
ERPRG 1995 米国 YouTube ◯ ◯
inFlow Inventory 2005 カナダ YouTube ◯ ◯ ◯ ◯
Tipalti 2010 米国 YouTube ◯ ◯ ◯
Promena 2001 トルコ YouTube ◯ ◯
Bellwether PO and Inventory 1985 米国 YouTube ◯ ◯ ◯ ◯
Prokuria 2016 ルーマニア YouTube ◯ ◯ ◯
SnackMagic 2020 米国 YouTube ◯ ◯ ◯
Spendwise 2012 米国 HP ◯ ◯ ◯
EMERGE App 2010 シンガポール YouTube ◯ ◯
Unleashed 2009 ニュージランド YouTube ◯ ◯
Megaventory 2009 米国 YouTube ◯ ◯
Esker 1985 フランス YouTube ◯ ◯ ◯
Tradogram 2014 カナダ YouTube ◯ ◯ ◯
WebReq 2000 オーストラリア HP ◯ ◯ ◯ ◯
Orderhive 2013 米国 YouTube ◯ ◯ ◯
RanFab 2007 オーストラリア YouTube ◯ ◯ ◯ ◯
Xeeva 2014 米国 YouTube ◯ ◯
e-Procure 2020 サウジアラビア YouTube ◯ ◯
JAGGAER eProcurement 1995 米国 YouTube ◯ ◯ ◯
Xero 2006 ニュージーランド HP ◯ ◯

 

✓Newji one(当社製品)

製造業の調達・受発注に特化したクラウド。取引先はアカウント登録なしで、メールのリンクから見積に回答できる。相見積を並べた画面で AI が価格の妥当性を4 段階で判定する。品目登録は無制限、発注・受注は月 2,000 件まで。有料プランの機能差は使える人数だけで、月額 6,000 円から。登録から 14 日間はクレジットカードの登録なしで全機能を試せる。⚠️ この記事を書いている当社(オプティソース株式会社)の製品です。詳しくは製品ページをご覧ください。

Newji one のホーム画面。承認待ち・未送付の発注と、AI からの提案が並んでいる

✓PRECORO

67ヵ国以上で使われており、購買業務効率化ニーズに応えるプロダクト。

自動発注機能を搭載する事で業務のヌケモレを防ぐことが出来る。またサプライヤ毎の購入データがダッシュボードで閲覧可能。

会計機能は必要最小限にとどめ、OracleやXEROといったアカウンティングシステムとの外部連携が可能。

 

Precoro, Inc
442 Lorimer St. Brooklyn, NY 11206
+1 347 389 1524
HQ@precoro.com

 

 

✓eBuyerAssist Platform

米国・中近東・UKを中心に業界を問わず使われている。

搭載機能はPrecoroと同様、自動発注や電子承認といった基本機能を搭載。

またオプションとして自動RFP/RFQ発行機能を持つ。

 

 

Eyvo, Inc.
Mill Valley, California, United States
+1 888 237 9801
sales@eyvo.com

 

 

✓Pipefy

購買・社員のオンボーディング・人事管理等のワークフロー管理システム。

これ自体が購買管理システムではないが、世界で愛用されているOracleやSAP等との外部連携が可能ということで念の為リストアップ。

 

 

Pipefy, Inc.
10 Jackson St, San Francisco, CA 94111

 

 

✓ERPRG

中小企業向けに開発された統合型ERPシステム。購買・営業・生産・アカウンティングまで幅広い業務をカバーする。

購買領域ではリピート品の自動発注やBOM機能があり、小回りの利くシステムとなっている。

 

✓inFlow Inventory

主に卸売、eコマース業界等で取り扱うカタログ品向けに適した発注・在庫管理システム。過去実績のあるコストと自動比較機能があるのが便利。

 

✓Tipalti

購買業務効率化に応えるプロダクト。

会社毎に異なる承認プロセスへの対応や、自動発注機能、サプライヤの会社情報を同システム内に蓄積できる事が特徴。

またSlack連携も可能なため、サプライヤコミュニケーションの観点でも効率化が図れる。

 

✓Promena

支出管理・ソーシング管理・調達実績管理・サプライヤ管理が特徴。

特に入札制度によるサプライヤ決定が可能な為、官公庁や業界特性がマッチする品目において非常に便利なシステム。

 

✓Bellwether PO and Inventory

1985年創業の老舗。

エンタープライズ(大企業)向けに開発されたシステムとして、基本的な購買機能に加えて資産管理、契約管理コストを抑えたい企業ニーズに応えるプロダクト。

DELL・AT&T等1,000社以上の導入実績がある。

 

✓Prokuria

サプライヤ管理から受発注業務まで多くの自動化機能を提案するプロダクト。

例として契約書更新のアラート機能、自動発注機能、リバースオークション機能を搭載する。

 

✓SnackMagic

こちらはTOP10ランキング入りしているものの、その名の通り2020年創業のオンライン軽食購入サービス。

個人や企業向けに様々なスナックや飲み物を自由に選べるギフトボックスを提供しています。

利用者は、オンラインプラットフォームを通じて、自分自身やギフトを受け取る相手のために、さまざまなスナックや飲み物を選び、オーダーすることができます。

 

✓Spendwise

基本的な購買管理機能に加えて、支出管理や予算管理コントロールの機能が充実している。

時間削減・間接コスト削減・アクセス性の良さを売りにしている。

 

✓EMERGE App

所定のPDFデータをシステムアップロードする事で、在庫管理や支出管理を一部サポートする機能があり、更に取引先ごとにソート出来る為に、定期取引におけるデータ管理に役立つ。

 

✓Unleashed

日用品から製造業まで、業種を問わずに使えるシステムとなり、販売~在庫管理まで一元管理する事が可能。

 

✓Megaventory

自分専用のオーダーリストを作成する事が出来る為、リピート発注の際に力を発揮する。

また在庫管理機能では、在庫場所の表示まで細かくログを取る事が可能。

 

✓Esker

1985年創業の老舗企業として、SIEMENS、東芝、Heineken、NVIDIAなど幅広い業界の顧客基盤を持つ。

シンプルなインターフェースに加えて、カスタマイズ可能なダッシュボード機能を持つ。

 

✓Tradogram

ソーシング戦略、契約書管理、サプライヤーマネジメント機能など、購買業務の中でも上流~下流まで広くサポートしてくれる機能を付与している。

 

✓WebReq

サプライヤーへの自動見積機能や、登録済製品の自動発注など、調達領域の事務作業を簡素化する事をメインターゲットとしているプロダクト。

 

✓Orderhive

複雑なバックオフィス業務を簡素化する事を目的としたプロダクト。

Amazon、ebay、shopify、XEROとった外部ECサイトに加えて、FedEX、DHLといった物流サイトとのシステム連携も可能。

 

✓RanFab

見積、生産管理、在庫管理、発注機能に特化した購買管理システム。

パーツNo.と紐づいて簡易図面検索が出来る為、システム間を必要以上に往復しなくて良い等、利便性が高い。

 

✓Xeeva

一般的な購買管理システムの機能に加えて、新規サプライヤ探索の補助機能が付いており、ビジネス拡大期の企業に対してマッチ度が高い。

 

✓e-Procure

B2Bビジネスを主な対象として、基本の電子商取引機能に加えて入札機能を持つ。

 

✓JAGGAER eProcurement

創業1995年の同業他社と比較すると老舗企業の部類に入る。

大手企業向けのオンプレサービスからクラウドまで幅広く対応する。

 

✓Xero

会計機能を強みとしてシステムとして、支出管理や支払い業務の機能に強みを持つ。

 

サプライヤーの技術差別化ポイント

バイヤーの購買管理システムとAPI・EDI連携でき、見積回答・納期回答・図面共有を電子化できる体制が差別化要因になります。CO2排出量データの提出対応や、リバースオークション・入札への参加可否も、選定時の評価軸として今後重要度が増します。

よくある質問(FAQ)

Q. 購買管理システムを導入する主なメリットは何ですか?

A. 人的ミスの削減と業務の標準化・可視化が中心です。発注データの一元管理で過剰在庫や納期遅延を抑え、購買実績の分析からコスト削減と適正在庫水準の維持につなげられます。

Q. 海外製の購買管理システムをそのまま日本で使えますか?

A. 原材料高騰・半導体不足・サプライチェーンのCO2可視化など日本製造業固有の課題には対応しきれない場合があります。日本の商習慣や人手不足を踏まえた補完機能を持つシステム選定が重要です。

Q. 購買管理システムの導入費用の相場はどの程度ですか?

A. 記事調査の23社の最安初期導入費用は平均約124ドル/月でした。フリーミアムプランを用意する企業もありますが、カスタマイズやオプション付与で大きく変動するため個別見積が前提です。

Q. どのような企業・部門が購買管理システムを導入すべきですか?

A. 特に製造業の調達購買部門、DX推進・企画担当者、受発注システム導入を検討する企業、製造業DXを支援する営業担当者に有効です。中小企業向けクラウド型も増えており選択肢が広がっています。

各購買管理システムの導入費用

こちらは、各種導入条件やオプション付与・カスタマイズ有無によって大きく変わり得るため最安の初期導入費用になります。

あくまで最安価格ですが23社平均約124$/月という金額はお試し導入という観点では現実的ではないかと考えます。(※各社フリーミアムプランを用意している場合もあり)

 

購買管理システムの主な機能紹介

米国企業中心に、老舗企業からスタートアップに近い企業まで含むTOP23システムですが、各社様々な機能を持っています。

QCDでカテゴライズし直すと約8割の機能がQCD+取引先管理の機能となっている事がわかります。

例えば、デリバリー管理においては在庫管理・輸送管理、品質管理においては製品データ管理・監査管理というように、人が行う業務をシステムで補完するという機能が中心となっています。

 

購買管理システムのニーズ

購買管理システムに関しても、単に米国のシステムをそのまま日本に移植すればよいというわけではありません。

日本の製造業は、多くの資源を国外から調達しなければならず、以下のような複数の課題に直面しています。

  1. 原材料価格の高騰 : 昨今、原材料価格の高騰が続いており、安定した供給源の確保が難しくなっています。購買管理システムは、リアルタイムで市場価格の変動を監視し、適切なタイミングでの購買を支援する機能が求められます。
  2. 半導体不足 : 半導体の供給不足は多くの産業に影響を与えており、特に製造業にとっては重大な課題です。購買管理システムは、半導体を含む重要部品の在庫管理と供給チェーンの最適化をサポートする必要があります。
  3. サプライチェーン全体でのCO2排出量可視化 : 環境問題への意識が高まる中で、サプライチェーン全体でのCO2排出量の可視化と管理が求められています。購買管理システムは、サプライヤーからのデータ収集を通じて、企業全体の環境負荷を評価し、改善策を提案する機能が必要です。

これらの外部的課題に加えて、日本の製造業は内部的にも人手不足という問題に直面しています。

このような環境下では、購買管理システムが補完できる業務範囲をより広くし、戦略的な調達購買活動に集中するニーズが急速に高まっています。

(*4:2022年版 ものづくり白書)

 

購買管理システム「Newji one」の紹介

最後に、この記事を書いているオプティソース株式会社が提供している購買管理システム Newji one についても、比較の材料として事実だけを挙げておきます。当社の製品なので、そのつもりで読んでください。

取引先にアカウントを作ってもらう必要がありません。見積依頼を送ると、取引先には回答用のリンクがメールで届き、そのまま金額・納期・最小発注数を入力して返せます。購買管理システムを入れるときに最も揉めるのが「取引先にも使ってもらえるか」なので、ここを設計から外してあります。

見積が並んだ画面では、AI が価格の妥当性を判定します。妥当・高め・低め・判断困難の 4 段階で、過去の発注実績と積み上げ原価を根拠として示します。AI の利用料は月額に含まれ、API キーの用意は要りません。

Newji one の料金(税別・年額は 10% 引き)

プラン 使える人数 月額
招待 1 名 無料
ソロ 1 名(従業員 10 名以下の会社) 6,000 円
スターター 5 名 30,000 円
ビジネス 10 名 50,000 円
エンタープライズ 11 名以上 個別見積

品目の登録は無制限、発注・受注は月 2,000 件まで。有料プランの機能差は使える人数だけです。支払いはクレジットカードまたは請求書払い(銀行振込)。データは東京リージョンに置いています。

Newji one の相見積比較画面。取引先ごとの金額・納期を並べ、AI が価格の妥当性を判定している

登録から 14 日間、クレジットカードの登録なしで全機能を試せます

14 日を過ぎても自動で課金されることはありません。期間後は書き込みだけが止まり、それまでに入れたデータは残ります。閲覧と CSV・PDF の出力は続けて使えます。

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PROCUREMENT NOTE
実務メモ — newji 調達購買の現場より

弊社の調達チームは前職時代から累計 200 社以上の工場を国内外で視察してきた経験を持ち、金属・木製・繊維・樹脂・電動と幅広いジャンルで完成品から部品まで実物を見続けてきた。購買管理システムの比較検討においても、カタログ上のスペックや単価表だけでは見えない領域があるという感覚は強い。整理整頓の状態、作業者の動線、治具の管理、在庫の積まれ方といった現場の非言語シグナルが、量産フェーズでの品質・納期トラブルを最も早く予見してくれることが多い。システムで仕入先マスターや見積データを一元管理することは前提として必要だが、その手前で「誰と組むか」を見極める目利きが伴ってこそ、データの精度も生きてくると弊社では捉えている。

購買管理は仕入先と価格のデータベース化だけでは完結しない。サプライヤー選定段階での現場感覚と、社内開発・品質・営業を巻き込むコーディネーター視点を組み合わせることで、システム投資の効果が最大化されるのではないか。

💬
同じ課題でお悩みの方は お問い合わせください。

終わりに

 

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