投稿日:2024年4月19日

製造業の営業力強化に欠かせないデジタルツールの活用法

製造業においても、デジタル技術を活用することは営業力強化の鍵となっています。特に製品の開発から生産、販売と顧客との接点が多くなってきた現在、顧客の声を把握し迅速に対応できる仕組みは重要不可欠と言えるでしょう。

そこで今回は、製造業の営業マンが日常的に活用できる3つの有効なデジタルツールについてご紹介します。

まずはCRMシステムです。CRMとはCustomer Relationship Managementの略で、顧客関係管理システムのことです。CRMシステムを利用することで、過去の納期表や受注履歴、問合せ履歴など顧客データを一元管理でき、営業マンは当該顧客に関する情報に素早くアクセスできるようになります。

特に製造業の営業では、設計から生産、納期管理と工程が複雑なため、過去のデータが正しく管理されていれば、新規受注時の契約条件設定から納期提案までスムーズに行うことができるでしょう。CRMを活用すれば、顧客1社1社と対面で必要な情報を確認・入力する手間が省け、営業効率の向上につながります。

次にSFAの活用です。SFAとはSales Force Automationの略で、営業活動の効率化を目的としたシステムの総称です。SFAソフトを利用すれば、今日の面会予定から最近のメール受信履歴、次回の追跡日等の営業日報管理が可能で、営業マン自身の活動管理が容易になります。

またSFAはCRMと連携しており、CRMに登録された顧客情報に基づいて、例えば特定顧客グループ向けのキャンペーンメールの自動送信なども実現できるため、効率的な営業活動支援になります。

最後に活用したいのがWEB会議ツールです。この危機的状況下では対面会議こそが厳禁となっていますが、WEB会議ツールを利用すれば、顧客や内部営業会議をオンラインで開催可能です。

ビジュアルなコミュニケーションが取れるWEB会議ツールは、製品案内や商談内容の説明だけでなく、共有アプリを利用した見積もり入力など、従来の対面会議で行っていた作業の約8割は代替可能だと考えられています。

このように、CRM、SFA、WEB会議ツールといったデジタルツールを最大限活用することで、製造業の営業力も格段に向上するはずです。スピーディな情報共有と役割分担が可能になり、営業効率と客観的データに基づいた営業管理が実現します。製造業の営業マンも、これらの最新ツールを積極的に導入・活用していく必要があるでしょう。

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