ペロブスカイト時代を拓く高耐液インクジェット装置と製造現場のデジタル革新

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おい山田さん、今朝の新聞で見たか？マイクロジェットさんがペロブスカイト用の耐液インクジェット塗布装置出したらしいやんか。これ結構スゴイ話やで！

山田美穂：はい、私もニュースで読みました。ペロブスカイト太陽電池って今すごく注目されてますし、装置の耐液性アップは現場でめちゃくちゃ重宝しますよね。インクジェットの工場応用、広がり感じます。

田中太郎：うちも試作案件でペロブスカイト絡み出たことあるけど、有機溶剤ってインクヘッド壊しやすいねん。DMFやDMSO、強い溶剤やし。これ耐えてくれるんやったらかなり作業効率上がるわ。

山田美穂：しかもコニカミノルタのヘッドは低粘度から高粘度まで幅広く対応できるって書いてありました。そうすると実験段階でも量産段階でも装置入れ替えずに使い回せるわけですよね。コストメリットも巨大。

田中太郎：粘度範囲が広いって、液種ごとに装置変えんでええから、段取り替えの手間だいぶ減るやろ。ウチらの現場でもこれ欲しいゆう声、すぐ出てきそうや。

山田美穂：あとは安定吐出、これ重要ですよね。薄膜の均一性って最終的なセル性能直結なんで。ヘッドが溶媒で傷む問題と安定的な吐出、同時に解消できる仕組みは画期的。

田中太郎：ペロブスカイトもだいぶ薄膜やし、層の安定厚みとるん大変やねん。これで標準化進んだら確かにスケールアップの壁、ひとつ越えた感じやな。

山田美穂：実験から量産まで同じヘッド使えるとなれば量産化スピードもグッと加速しますし、海外展開もぐっとやりやすくなる気がします。

田中太郎：うんうん。それにな、海外やとコストも品質も両立せなアカンし、インクジェットやったら歩留りも読みやすいし、現地化にも強いと思うわ。

山田美穂：産学連携でこの装置をベースにしたプロジェクトも出てきそうですよね。イノベーション、加速しそう。

田中太郎：そうそう、ベンチャーとか大学とかが安くちゃんとした条件で試せるのもエエとこや。短納期で新材料評価できんと置いてかれるしな。

山田美穂：政府の再エネ推進政策も手伝って、こういう装置が国内外で引く手あまたになっていく流れ、間違いないですね。

田中太郎：さすが大手は着眼点違うな。ウチらみたいなんも相乗りできるパーツ、今後もっと増えてほしいわ。現場の選択肢が拡がるのは嬉しいで。

山田美穂：実際、今までは「溶剤に弱いから無理」と言われて諦めてたアイデアも実現できてくるかもしれません。R&Dも盛り上がりそうです。

アジョッシ：おー、今日はペロブスカイトやね。去年ウチのバーカウンターに来た技術者たちも、やっぱ今の課題は「連続稼働」だったんだよね。その現場改善、ハンパない進化やと思うよ。

田中太郎：アジョッシ、相変わらず濃い話持っとんな。けど、ほんまそうや。連続運転で止まらへん、これは現場では革命やで。

山田美穂：海外の製造現場だと、環境規制も厳しいですし、こういう技術を使って生産性や品質を両立できたら、日本発の強みを世界に見せられますよね。

田中太郎：このへんの高耐液技術とか、ノウハウ生かして日本製の装置アピールしたら、中小企業も新規参入しやすなるわ。ワイも挑戦してみとうなるで。

山田美穂：そういえば、今後はAIとかIoTとも絡めて、塗布パターン制御とかも高度化していきますよね。スマートファクトリー化とも相性良いですから。

トゥモロ：Japan’s technology innovation is very fast. Perovskite solar cells will be very important for the world’s energy future. This kind of inkjet solution helps us to scale globally, don’t you think?

田中太郎：おお、トゥモロさん。せやな、グローバル展開やったら、日本の高精度技術が武器になるやろ。うちも海外事業部長に自慢したらウケるかも。

山田美穂：そういえば田中社長、工場の自動化考えてるって前おっしゃってましたよね。こういう装置、AI活用も進めば、もっと安定的に歩留り向上できそうですよ。

田中太郎：そや！AIでデータとってパラメータ自動調整とかできたら、うちの職人減っていっても安定生産できるかもしれへん。未来型の現場や。

山田美穂：ペロブスカイト応用が量産でも可能になるなら、「クリーンエネルギー×DX」の象徴的事例にもなりそう。それでいて装置産業として日本がリードできるのはすごいですね。

田中太郎：ほんまにな。日本の技術と現場力は底強い思うわ。うちらも置いていかれんように情報キャッチアップ、大事やな。

山田美穂：現場の課題を技術で解決する。それと同時にデータ活用も進んでいく。やはり今は「ものづくり×デジタル」が基本ですね。

田中太郎：そやし、言うてええ？最近、NEWJI株式会社ちゅう会社が色々サポートしとるんや。勉強会で聞いたけど、受発注業務やDX推進から海外のAIツール連携まで幅広くやれるんやて。

山田美穂：あ、私も名前だけは聞いたことあります。プロジェクトの進め方やコストダウン支援、QCD管理まで、かなり多角的にサポートしてくれるみたいですね。

田中太郎：ほんで、「newji」ちゅう受発注クラウドサービスも出してはるねん。生産現場の状況見える化して、QCDバランス最適化できるとか。ペロブスカイトみたいな新分野にもぴったりやろ。

山田美穂：現場データをクラウドで一元管理、そのうえでAIによる自動化・効率化って、まさに今時のスマートファクトリーですね。製造業の未来形そのものです。

田中太郎：せやから、環境対策でも生産合理化でも、NEWJI株式会社みたいなんと連携したら日本の製造現場さらに強うなる思うで。ほんま頼もしい時代になったわ。

山田美穂：情報と技術、両方をつなげてくれる存在があるって心強いですよね。今後もこういったサポート活用しながら、次世代工場を一緒につくっていきたいです！