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中国大都市地方のホテル事情とは
目次
中国のホテル事情について
私が4年7ヵ月、中国でいろんな都市へ、それからサプライヤーへ出張するにあたり色んなホテルへ宿泊しました。
中国のホテル事情なんですけれども、4年半の中で劇的に進化しています。
ちょうどこの頃2015年から2019年にかけて共産党政府の指導があって、特に公衆衛生面、例えば空港や高速鉄道の駅のトイレを劇的に綺麗にするというような取り組みがありました。
それだけではなく、公共の場の衛生管理の改善についてもかなりすすめられて来ました。
中国の衛生環境の変化
2015年以前は、公共施設の衛生管理が行き届いていないと感じることが多々ありましたが、その後の政府の徹底した取り組みで環境は大きく改善されました。
特に高速鉄道駅や空港は清潔で近代的になり、トイレや待合室の環境が劇的に向上しました。
これに伴い、ホテル業界でも衛生管理の強化が進み、四つ星、五つ星ホテルだけでなく、三つ星ホテルでも高い清潔度を維持するところが増えてきました。
中国出張とホテル選びのポイント
実際には40を超える都市に出張し現場の工場の視察をしてきたんですけれども、そこへ行くまでになかなか日帰りで行けるところがないものですから、
必ず午前中に移動して午後工場を見て、帰れないとそこで泊まって翌日帰ってくるないしは前の晩に移動して宿泊して朝、朝食を食べたら工場へ朝一で入って、午前中現場を見学して、
午後その報告と改善提案や今後の課題について話をして、また次へ行く場合にはそれで長沙に戻るというようなことをずっとやってきました。
効率的な出張のためのホテル選び
ホテルに関しては2つの側面から常に見ています。
一つは出張を効率的にするためにはどういうホテルに泊まるのがいいのかっていう考え方、それからもう一つは総務という立場で出張旅費の削減とどうやってその旅費の分結果を出すか。
お金をかけて出張するからには効果を上げるかとか、時間を無駄にしないかとか健康管理とかいろんなことを考え出張自体の効果を高めるか、
そのためにはどんなホテルと契約をすべきか、それだけの宿泊費を払うのであればホテルのサービスはどうあるべきかなどいろんな観点から見てきています。
法人契約と旅行代理店の活用
実際には私、三菱電線工業以来BMWでもテスコでもバクスターでも三一重工でもホテルと法人契約の交渉を何度も何度もしてきています。
旅行代理店との交渉も頻繁にやってきました。
法人契約では、宿泊費用を一定額に抑えるだけでなく、ホテル側に提供するサービス内容を明確にし、
「朝食付き」「高速インターネット無料」「送迎サービス」など、出張に必要な要素を事前に交渉することがポイントです。
出張の成果を最大化するホテル選び
大事なのは当然人間。必ず食事と睡眠は絶対必要なので、いかにその本業の出張で工場視察だとか改善提案を出すためには休息の時間が充実しているかとなります。
なのでまず出張の立場からものを見ていきますと基本的にはどういったことを考えるか、予約や支払い方法の話、
それから実際には客室の品質だとか衛生管理、サービスレベルかどうかあるのか、それから実際に宿泊してアメニティグッズと言われる色々な備品、消耗品がどうなっているのか、
そして朝食のサービス、これ意外と大事です。
また、出張のスケジュールが変わりやすい中国では、柔軟なキャンセルポリシーや予約変更が可能なホテルを選ぶことが重要です。
特に外資系ホテルでは、英語や日本語対応も充実しているため、緊急時のサポートが受けやすい傾向にあります。
中国への出張:ホテルの予約と支払い
まずは予約。
私の時は大体、役員秘書の方がないしは出張担当者が手配をしてくれていました。
自分自身が直接予約をしたというのはほんの数回しかないです。
何十回もいろんなホテル泊まってるんですけど、大体現地のサプライヤーの方が手配してくれるということが多かったですし、
出張担当者が手配するということも多かったです。
パスポートと必要情報
実際に留意する点はパスポートです。日本人ならば中国で必ずパスポート必要になります。
そういった情報は常に置き換えておくということと、パスポートは肌身離さず持っておくということになります。
予約時にホテル側にパスポート情報が必要な場合が多いので、スムーズに手続きが進むように事前に準備しておきましょう。
オンライン予約と旅行代理店
数回やった中ではオンラインでの予約、最近は電話というよりはネットで予約という方が非常に多いしその方が意外と安全だったり、
ブッキングのリコンファメーションとかいろんな問題あるんですけれど、結構品質的には安定しているかなと思います。
今時エクスペディア、トリバコ、楽天トラベルとかいろんなサイトがありますし、
航空会社の航空券と宿泊とセットになってるとか、それから旅行代理店が提示するサービスはいろんなものがあるので、
いかに効率的にそれから安くパッケージで出張するかということもあります。
旅行代理店をうまく使うというのはホテルと現地での移動とありとあらゆるものをまとめて一括してお願いするということに使うという点では便利です。
支払い方法と注意点
支払い条件なんですけれども、現金で日本円で払えるホテルってそうはないので人民元を用意するか、
最近は現金を使わないということが圧倒的に多いのでクレジットカード決済。
中国人はスマホでどんどんキャッシュレスでやってますけれど、会社だったら銀行振込というようなやり方もあります。
会社負担で出張というときは、まず請求書をもらって支払うということになるんですけれども、これは事前にやっぱり承認が必要になるのでそれは双方の理解が必要です。
ホテル側と会社側、会社の経費を司っている総務や経理そういった部門の確認を取るという必要があると思います。
この辺は出張慣れしている人は当たり前なのでみんなもうわかってる情報なんですが、中国で気を付けなきゃいけないのは請求書をもらって支払う。
それからレシートを必ず貰うこと。黙ってると貰えないということがあります。
中国出張における客室品質のチェックポイント
客室ですけども実際に泊まってみて、え?と思うことがやっぱり中国の場合あります。
でもかなりこの4年半でレベルは相当上がりました。
衛生関係も非常に良くなりました。
シーツほとんどどこも真っ白いシーツと真っ白い毛布というか、もう冷房の暖房もかなり効くので故障しているというケースは実はほとんどなかったです。
トイレ・シャワー設備の注意点
中国では四つ星以上のホテルであれば、ほとんど問題なくお湯やシャワーが使えますが、
三つ星以下の場合はお湯が出ないリスクがあるので注意が必要です。
さらにアメニティグッズやタオル類の品質についても確認が必要です。
Wi-Fiとネット環境
中国の都市部では、ほとんどのホテルでWi-Fiが標準で提供されるようになりました。
しかし、地方や古いホテルでは、Wi-Fi接続が不安定なこともあります。そのため、事前にホテルのネット環境を確認しておくことが重要です。
最近は無料のWi-Fiが普及していますが、セキュリティの問題もあるため、VPNの準備をしておくことも出張者には欠かせません。
LANケーブルが用意されているホテルも多いので、有線接続が必要な場合はチェックしておくと安心です。
ベッドと客室の広さ
中国のホテルは部屋が広めに作られていることが多く、ベッドも大きいサイズが一般的です。
ただし、ベッドの硬さには注意が必要です。中国では比較的硬めのベッドが多く、慣れないと寝心地が気になることもあります。
日本の布団に慣れている場合、中国のベッドはふかふかすぎたり硬すぎたりすることがあるので、自分に合うホテルブランドや客室の評判を事前に調べておくと良いでしょう。
アメニティグッズと備品
アメニティグッズは中国のホテルでも充実してきています。
石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、髭剃り、シャワーキャップ、グラス、タオル、スリッパなどが一般的に提供されます。
ただし、品質にはばらつきがあり、髭剃りが置いていないケースもあるため、自分専用のものを持参することをおすすめします。
特に歯ブラシや髭剃りは、使い慣れたものを携帯することで出張中のストレスを軽減できます。
ミネラルウォーターと飲料水の注意点
中国では水道水をそのまま飲むことは推奨されていません。
そのため、ホテルの部屋には通常、無料のミネラルウォーターが2本程度置かれています。
高級ホテルではエビアンなどの有名ブランドの水が用意されていることもありますが、三つ星以下のホテルでは自分で購入する必要があることも多いです。
また、電気ポットがほとんどの部屋に備え付けられているので、湯沸かし器を使ってお湯を沸かせば飲料水として利用することも可能です。
冷蔵庫とその他付帯設備
冷蔵庫が備え付けられているホテルでは、ミニバーとして飲料やスナックが有料で提供されることが一般的です。
事前に値段が表示されているので、間違えて手を付けないよう注意しましょう。
五つ星ホテルではウェルカムフルーツやスナックが無料で提供されることもあり、サービスの質が大きく異なります。
中国出張で大切な朝食サービス
朝食は出張者にとって重要な時間です。工場視察や移動が多い中国出張では、しっかりと朝食をとることで体力を維持し、効率的な一日をスタートできます。
朝食の種類
四つ星以上のホテルでは、朝食ビュッフェが一般的です。洋食(アメリカンブレックファストやコンチネンタル)だけでなく、中国各地の料理が提供されることもあります。
中国には地方ごとに異なる料理があり、例えば以下のようなものがあります:
- 四川料理:辛さが特徴の麻婆豆腐や担担麺
- 広東料理:優しい味わいの粥や点心
- 上海料理:甘めの味付けが特徴の小籠包
- 北京料理:定番の中華パンや餃子
地方ごとの料理を味わうことは、出張中の楽しみの一つでもあります。
朝食時間と出発準備
朝食サービスの時間も事前に確認しておくことが大切です。
早朝に工場や空港へ移動する場合、朝食が提供されている時間帯を事前に把握し、効率的に動けるようにスケジュールを組みましょう。
中国出張のまとめ:ホテル選びで押さえるべきポイント
4年7ヵ月の中国出張経験から、ホテル選びにおいて重要だと感じたポイントを以下にまとめます:
- 予約:オンライン予約や旅行代理店を活用し、柔軟なキャンセルポリシーを確認する。
- 支払い:クレジットカード決済が基本。レシートや請求書は必ず発行してもらう。
- 客室品質:衛生面の確認。シャワーやトイレ、Wi-Fi環境も要チェック。
- アメニティ:髭剃りや歯ブラシなど、必要なものは持参する。
- 朝食:地方ごとの料理を楽しみながら、しっかりとエネルギーを補給する。
中国のホテルは近年大きく進化しており、清潔さや快適さの面では高水準になっています。
しかし、地方のホテルではまだ設備やサービスにばらつきがあるため、事前の確認が欠かせません。
出張中はホテル選びを工夫することで、快適な滞在と効率的な業務遂行が可能になります。
出張の成功はホテルの選択で大きく左右されるため、これらのポイントをしっかりと押さえておくと良いでしょう。
今後中国への出張を予定している方々にとって、この記事がホテル選びの一助となれば幸いです。
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