- お役立ち記事
- 展示会後の商談を全国規模で拡大するフォローアップ体制の作り方
展示会後の商談を全国規模で拡大するフォローアップ体制の作り方

展示会後の商談を全国規模で拡大するフォローアップ体制の作り方
はじめに:展示会後の「商談放置」から脱却しよう
展示会は、製造業のサプライヤーやバイヤーが一堂に会し、未来のビジネスチャンスを掴む貴重な機会です。
ただし、せっかくの出会いも展示会だけで終わっていては意味がありません。
展示会後に「名刺や商談メモだけが残り、良いご縁を生かしきれない」と感じていませんか?
実際、私が長年現場で体験してきた中で、アナログな体制のままだと、フォローアップが属人化したり、商談の機会損失につながってしまうケースが多々見受けられました。
それだけに、展示会後の「全国規模での商談拡大」こそ、効率的なフォローアップ体制が不可欠となります。
この記事では、製造業現場目線で、昭和的な慣習に縛られず、今だからこそ実践したい「商談拡大の仕組み」と、具体的なフォローアップのノウハウを掘り下げてご紹介します。
1. 展示会後のフォローアップ体制がなぜ重要か?
1-1. 商談の機会損失は「後追い不足」から生まれる
展示会当日は、多くの出展者や来場者と名刺交換や短時間の商談が行われます。
しかし、率直に言って、展示会の熱気は長続きしません。
資料やサンプルを持ち帰っても、気が付けば対応が後回しになりがちです。
実際、「声をかけてくれるなら取引したかった」「忙しくて返事をしそびれてしまった」というバイヤー・サプライヤー双方の声を、私は耳にしてきました。
商談の機会を逃さないために、迅速かつ継続したフォローが必要になります。
1-2. 地域ごとのバイヤー事情への対応が求められる
日本全国には、地域特性や業種別に商習慣が異なるバイヤーが存在します。
例えば、関東の電機メーカーと中部の自動車部品メーカー、関西の工作機械ユーザーでは、決裁スピードも判断プロセスも大きく違います。
「全国規模で商談網を広げたい」なら、単なる一律連絡ではなく、地域・業種の事情を踏まえた対応が重要です。
2. 効率的な商談フォローアップ体制の要素とは
2-1. データ集約と管理で案件の見える化を実現する
まず基本となるのは、展示会で得た名刺情報や商談履歴の「一元管理」です。
昭和的な業界では、各営業担当が名刺やメモ帳頼みで案件を抱えてしまう傾向が残っています。
全国規模で戦うなら、全員で情報をリアルタイムに共有できる体制が必要不可欠です。
最近は、低コストで使えるクラウド型のSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)が増えています。
「まずはエクセルで一覧表を作り、案件ごとに進捗管理する」ところから始めても構いません。
重要なのは「どの案件が、誰と、どこまで話が進み、何を次にやるべきか」を全員で見える化することです。
2-2. スピード感ある初動フォローが成功のカギ
展示会直後の対応が、商談につながるかどうかの大きな分岐点です。
名刺交換後、24〜48時間以内に「お礼メール」「資料送付」「追加提案」など、最初のコンタクトを済ませてください。
初期対応が遅れるほど、相手の記憶から薄れてしまい、競合他社にリードを奪われかねません。
また、全国の支社や協力会社と連携し、近隣ならすぐに訪問アポイントを入れる柔軟さも重要です。
2-3. バイヤーの購買プロセスを想像してアプローチする
バイヤーの視点に立つと、調達先を「力関係」や「これまでの取引実績」「切り替えコスト」などで総合的に判断しています。
単なる商品・サービスの押し売りは敬遠されがちです。
「展示会での商談から課題やニーズがどこにあるのか」をきちんと把握し、フォロー時にはその解決策を示すようにしましょう。
相手の評価基準や検討プロセスをリサーチし、そこに合わせたタイミング・内容でフォローを打つことが、全国規模で商談を取り込む上で大きな差となります。
3. 実践!フォローアップ体制の構築手順
3-1. 展示会終了直後の「緊急アクションリスト」作成
1. 名刺・商談内容の即日入力と案件整理
2. Aランク:すぐにでも取引につながりそうな見込み案件
3. Bランク:検討中だが条件次第で前向きな案件
4. Cランク:情報収集段階、今後への布石
このように「案件ごとランク分け」し、優先順位を明確化します。
Aランクには即日フォロー、Bランクには数日後に追加情報を送る、Cランクにはメールニュースなど定期コンタクト、と緻密な振り分けが大切です。
3-2. 全国営業ネットワークとの連携強化
現場営業、技術担当、支社の担当者など、各地域の人間ネットワークを生かしましょう。
担当営業だけで抱え込まず、必要なら地域ごとのキーパーソンや本部からピンポイント支援を要請します。
外部協力会社や、現地サポートを担うパートナー企業との合同フォローも有効です。
「顔が見える信頼関係」をベースにした、ローカル密着型の後追いが、全国で一気に商談を伸ばすコツです。
3-3. フォローアップ履歴の蓄積とナレッジ化
会話内容や、相手の反応、断り理由など、小さな情報も漏らさずシステムや共有ファイルに記録しましょう。
「どの地域のバイヤーが何を気にしたか」「どんな訴求が響いたか」をストックすることで、次回以降の展示会や提案にも役立ちます。
この情報蓄積が、組織としての営業力を底上げし、継続的な商談拡大の原動力になります。
4. アナログ業界こそ狙い目!昭和スタイルからの脱却術
4-1. まだまだ残る「人頼み・名刺頼み」のリスク
製造業では、現場担当者の経験頼み、感覚的な案件管理が色濃く残る会社も少なくありません。
業界の信頼関係や、長年の顔つなぎも大切ですが、人材流出や引き継ぎ不足で「せっかくの商談情報がブラックボックス化」する危険も孕んでいます。
全国規模で商談を拡大するには、属人的なノウハウを会社全体のものに変換する意識改革が欠かせません。
4-2. 地方のサプライヤーも「デジタル+現場力」で一歩前へ
地方の中小サプライヤーから「ウチは地場だけで十分」と尻込みする声を聞くこともあります。
しかし、デジタルツールによる案件管理や、他地域の商談データ共有を進めることで、今までは届かなかった全国のバイヤーとの新しいご縁が生まれます。
デジタルと現場力を組み合わせた「ハイブリッド型営業」がこれからの勝ちパターンです。
4-3. 事例紹介:フォロー体制刷新で商談数が2倍に
私が勤めていた工場でも、展示会商談を営業担当の自己流管理から、全社一元化システムへ移行した例があります。
具体的には、展示会後のフォロー進捗を全員で見える化し、週1回の定例ミーティングで進捗を確認。
結果、「対応漏れの発見」「各地の横断提案」「本社スタッフのサポート強化」により、商談件数が2倍、成約率も向上しました。
昭和スタイルの「俺に任せろ」から、「組織全体で拾い上げる」新しい営業体制に切り替えることが重要です。
5. フォローアップ拡大は「サプライヤー・バイヤー」双方にメリット
サプライヤーの皆さんにとっては、商談機会の最大化と、リードタイム短縮に直結します。
また、バイヤー側も「きめ細やかなフォローが届く=有力サプライヤーの新しい選択肢が増える」というメリットがあります。
全国の現場バイヤーは、価格や納期だけでなく、「対応のスピード感」「課題解決力」を重視している場合が多いと気づきました。
フォローアップ体制を強化すれば、お互いに価値ある取引につながる確率が高まります。
まとめ:全国規模で商談を広げる“勝ち筋”とは
展示会後の商談チャンスを最大限に生かすには「情報の一元管理」「スピード感」「地域事情に合わせたアプローチ」の三本柱を徹底しましょう。
昔ながらのアナログ営業から一歩踏み出し、データ活用やチーム営業を組み合わせると、全国の商談網が一気に広がります。
現場力を土台にしつつ、時代に合ったフォローアップ体制へ。
製造業のさらなる発展を目指して、今こそあなたの現場にも“新しい風”を起こしましょう。
どんな規模の会社でも、今日から始められる実践のヒントは必ずあります。
皆さんの挑戦を、心から応援しています。
ノウハウ集ダウンロード
製造業の課題解決に役立つ、充実した資料集を今すぐダウンロード!
実用的なガイドや、製造業に特化した最新のノウハウを豊富にご用意しています。
あなたのビジネスを次のステージへ引き上げるための情報がここにあります。
NEWJI DX
製造業に特化したデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指す請負開発型のコンサルティングサービスです。AI、iPaaS、および先端の技術を駆使して、製造プロセスの効率化、業務効率化、チームワーク強化、コスト削減、品質向上を実現します。このサービスは、製造業の課題を深く理解し、それに対する最適なデジタルソリューションを提供することで、企業が持続的な成長とイノベーションを達成できるようサポートします。
製造業ニュース解説
製造業、主に購買・調達部門にお勤めの方々に向けた情報を配信しております。
新任の方やベテランの方、管理職を対象とした幅広いコンテンツをご用意しております。
お問い合わせ
コストダウンが重要だと分かっていても、
「何から手を付けるべきか分からない」「現場で止まってしまう」
そんな声を多く伺います。
貴社の調達・受発注・原価構造を整理し、
どこに改善余地があるのか、どこから着手すべきかを
一緒に整理するご相談を承っています。
まずは現状のお悩みをお聞かせください。