投稿日:2025年9月8日

消耗品OEMを利用したペットサロン・店舗向け販促事例

消耗品OEMを利用したペットサロン・店舗向け販促事例

ペット業界は、ここ20年で著しい成長を遂げた分野です。
ペットを家族の一員として迎える世帯が増え、ペットサロンや関連店舗が急増する中で、他店との差別化やリピートを促す販促施策の重要性も高まっています。

その中で、製造業の現場でよく用いられてきたOEM(Original Equipment Manufacturer)という手法が、消耗品分野で販促活動の強力な武器となっています。
本記事では、消耗品OEMを活用してペットサロンや店舗がどのように顧客獲得と定着を実現しているのか、昭和的な旧来手法と比較しつつ最新トレンドとともに解説します。

ペットサロンで使われる消耗品と販促の課題

現場で消費される主なアイテム

ペットサロンや店舗では、トリミング用シャンプーやタオル、消毒液、ウェットティッシュ、リボンやカラー、使い捨てクシ、マスク、手袋など多くの消耗品が必要とされています。
これら消耗品は、定期的な仕入れや廃棄が発生し、コスト負担が大きい一方で、サービス品質や顧客満足度に直結する重要な存在でもあります。

アナログな調達と販促手法の限界

昭和時代から続くペットサロンや伝統的な店舗では、消耗品の多くを汎用品(いわゆる“よく見かける製品”)でまかなう傾向が根強くあります。
顧客に配布するノベルティやサンプリング品も、汎用品に店名シールを貼った程度、というケースが多いのが実情です。
こうした手法では、差別化が図りづらく、顧客ロイヤルティを高めるのが難しいという課題がありました。

消耗品OEMの活用で新しい付加価値の創出

OEMとは何か?製造現場から見るメリット

OEMとは、他社ブランド向けに自社が製品を製造・供給する仕組みです。
製造業では自動車部品や家電、日用雑貨など多様な分野で古くから用いられているビジネスモデルです。

ペットサロンや店舗がOEMを利用する最大のメリットは、「自社だけのオリジナル消耗品」を低コスト・小ロットから持てることです。
顧客心理として、「ここでしか受け取れない」「オリジナルだから安心」「環境配慮や安全性が高そう」というブランド価値向上も見込めます。

ペットサロン現場のニーズとOEMの親和性

ペットサロン向け消耗品のOEM開発は、以下の点で現場のリアルなニーズを掘り起こします。

・小ロット対応(例えば100個単位など)で無駄な在庫リスクを減らせる
・サロンイメージに合わせたパッケージデザインや香り、成分のカスタムができる
・季節やイベント、キャンペーンごとに短期ロット企画もしやすい
・店名やロゴ入りの消耗品で顧客満足度とリピートを促進できる

つまり、OEMは現場の運用負担を抑えつつ、店舗らしさ(ブランド個性)を出すための実践的な選択肢なのです。

具体的なOEM活用事例

事例1:オリジナルお手入れシートの配布

ある中堅ペットサロンでは、通常は市販ウェットティッシュ等を施術後にサービスしていました。
このサロンがOEMを活用し、自社ロゴ入り・ペット用低刺激成分で作った「オリジナルお手入れシート」を開発。
施術後のケアはもちろん、次回予約特典やお友達紹介キャンペーンのノベルティとしても活用しました。

顧客は、「サロン独自の商品だから安心」「家でも使えて便利」といった反応を示し、リピート来店率が大きく向上しました。
同時に、OEMベンダーとの協力により定期的な改良やパッケージの季節更新もでき、顧客の新鮮味維持にもつなげています。

事例2:「次回ご来店まで持つ」消耗品キットの販売

忙しいペットサロンでは、次回までのホームケア用キット(ミニシャンプー・ブラシ・クリーニングワイプなど)をOEMで開発し、「ホームケアアドバイス付きスターターセット」として期間限定商品化。
従来の商品と違い、プロのトリマー目線で対象犬種ごとに内容・成分を使い分けたり、各種注意点を解説する小冊子も添付しました。

これにより単なる物販ではなく、「プロのケア+店舗の個性+ケア意識啓発」という三位一体の販促が成立しました。
競合店との差別化が明確となり、顧客の店舗信頼度アップも実現しました。

事例3:サブスク型サロンサポートグッズ

継続利用を狙った取り組みとして、定期来店コースに合わせてオリジナル消耗品(シャンプースターターキット・消臭スプレー小型ボトルなど)が毎月届くサブスクリプションサービスをOEMで実現した店舗もあります。
この場合、使い切りサイズ・自社カラー・数量限定品など「希少性」「限定性」を演出でき、競争率の高い都市部店舗で会員の囲い込み・脱落防止策にも有効でした。

消耗品OEMで得られるサプライチェーン上の優位性

バイヤー目線とサプライヤーの強み

バイヤー(調達担当)がOEMを活用した消耗品調達を考える際、最も重視するのは「価格だけでなく付加価値の高さ」と「安定供給体制」です。
OEMベンダーは、小ロット対応や柔軟なデザイン提案、衛生管理や各種法規の順守などで付加価値を提供できます。
また、在庫状況や物流の見える化、定期発注・納期厳守といった工場的管理体制(かつての製造業生産管理の知見応用)が強みになります。

サプライヤー側も、単なる“物売り”でなく顧客の販促施策企画段階から提案できれば、長期的な信頼とビジネス拡大につながります。
この点は、従来の汎用既製品卸とは一線を画します。

業界アナログ体質打破のキーワード

昭和型・アナログ体質が抜けきらない業界ほど、「まずはお客様と一緒に“やってみる”姿勢」が成功を呼びます。
OEMは難しいもの、敷居が高いものと思われがちですが、最近は低ロット・短納期・定額パッケージ化されていますので、小さなPDCAを繰り返すことで現場発の競争力が得やすくなっています。

消耗品OEMを販促で成功させるためのポイント

現場起点のアイデア出し

お客様、スタッフ、現場マネージャーの「こうしたい」をOJTや日報で拾い上げ、ベンダーとの協議に反映させます。
この双方向コミュニケーションが、他社OEMとの差別化の源泉となります。

市場・顧客ニーズの読み取りと時流強化

例えば、今なら「動物病院推奨成分配合」「環境配慮素材」「再利用可能パッケージ」「SDGs貢献型」など、トレンドも意識したOEM品開発が現実的です。
消費者の感度が急上昇している分野だけに、現場名刺や店名スタンプ入りでもインパクトが生まれます。

本業シナジーで顧客接点を最大化

単なる記念品やバラマキ、Discord型イベントノベルティにとどまらず、「再来店」「サブスク申し込み」「スタッフ紹介キャンペーン」など本業・サービス連動型で消耗品OEMを活用すれば、費用対効果は飛躍的に高まります。

まとめ:消耗品OEMは現場力と販促力の両立モデル

ペットサロンや関連店舗にとって消耗品は、現場作業の必需品でありつつ顧客接点づくりにも活かせる貴重な資産です。
OEMの導入は「他社との差別化」「販促施策の多彩化」「安定したブランド価値創出」を同時に可能にします。

日本の製造業現場で培われてきた、きめ細かいロット管理や品質管理ノウハウもOEMでは大いに活きます。
これからの販促・ブランド構築のカギは、日常の消耗品に現場起点のアイデアとOEMの柔軟性を組み合わせることにあります。
ぜひ次なる競争領域として、消耗品OEM活用による現場主導の販促強化をご検討ください。

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