製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?
東芝は長年、省エネ製品開発に取り組んできました。代表的な成功事例としては、LED照明の事業拡大が挙げられるでしょう。
東芝は1990年代からLED照明の開発を進め、今や世界最大級のLEDメーカーとなりました。LED照明は従来型の蛍光灯などに比べ、消費電力が約8割減少します。東芝はLED照明技術の向上と低コスト化を図り、家電量販店やコンビニなどの小売店舗、自治体の街路灯などでLED照明の採用を広げてきました。
特に東芝は、LED照明の集中管理システム開発でも技術の優位性を発揮しています。複数の照明機器をネットワークで centralized lighting system で集中管理し、点灯時間の最適化などにより消費電力のさらなる節減を図れるのが特徴です。ある大手製薬会社ではこのシステムの導入により、年間約1000万円の電気料金削減効果がありました。
他にも東芝は、家電製品ではインバーター式洗濯機の開発で注目されてきました。東芝のインバーター式洗濯機は、従来型に比べて約3割の節電効果があるとともに、乾燥時間も短縮され使い勝手が向上しました。これも東芝の省エネ技術力を示す代表例だと言えます。
以上のように、東芝はLED照明や家電製品開発を通じて、長年にわたり製造業の省エネ事例の作成に取り組んできたのだと思います。
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。