電気不要の制震技術が現場を変える――現場目線のイノベーションとDXがつくる製造業の未来

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：お、鹿島がまた面白いもん開発しはったな！制震用オイルダンパーで電気要らんいうの、ほんまに画期的やわ。電源工事の手間省けるいうのは、現場としてはかなり助かるで。

山田美穂：そうですね、田中さん。省電力どころか無電力というのは、BCPつまり事業継続計画の観点からも、すごく大きな意味がありますよね。停電時でもそのまま機能し続けるのは、ビルの安全性向上に直結しますもん。

田中太郎：ほんまやな。震災のとき電気止まったら、機械も全部止まって大変やもんなぁ。これやったら避難誘導までに揺れ止められたり、壊れにくいビルにできるいうわけやろ？

山田美穂：はい、それに名古屋の「栄トリッドスクエア」みたいな超高層ビルから広がると、ビル全体の仕様も変わってくるでしょうね。設計段階から「電気不要の制震装置」って売り文句、今後はスタンダードになるかもです。

田中太郎：ビルだけやのうて、工場も導入したら絶対ええで。大阪の工場も多いし、地震多い日本やから、新築はもちろん、既存の工場にも後から付けられるような仕組みになったら最高や。

山田美穂：そうですね。電気系統が少なくて済めば、工場のメンテ負担も減るし、ムダな監視機器も省けますから。人手不足が深刻化する中小企業ほど恩恵ありますよ。

田中太郎：とくに、制御弁の開閉をタンクの内圧変動でやるて…。エンジニア泣かせの発想やで。でもこういうシンプルな発想が現場の救世主になるんやな。

山田美穂：理論としてはエネルギーハーベスティングに近いけど、負荷をアシスト力に転換しちゃうのが面白い。バッテリーも要らないから、環境面でもメリット大きいですよね。

田中太郎：ほんま省エネやな。設備投資コストもダンパー本体と設置だけやったら、初期投資は増えても、ランニングコストでかなり取り返せそうや。

山田美穂：あと、震度4―5クラスの頻繁な揺れにも有効ってことは、建物の劣化も抑えられる。長寿命化にも寄与しそう。都市のインフラ維持にもつながりますね。

田中太郎：おお、うちの工場も鉄骨やからな、これでちょっとでも傷みが減ったら修理費も安く済むわ。それに実際、揺れが減ったら現場で働く人も安心すんねん。

山田美穂：心理的な安心感は大きいですね。安心して働ける環境作りが、生産性にも直結しますから。こういったハード面の改革は中長期で恩恵が膨らみます。

田中太郎：ビルや工場だけやのうて、将来はマンションとかにも広がるんやろか。あんたやったらどう見る？

山田美穂：十分あり得ますね。集合住宅や病院、学校でも有効ですし、災害時の避難施設にも適応される気がします。市場は相当大きいですよ。

田中太郎：うちみたいな零細企業には、設備更新する時期が難しいとこなんやけど、リースとか補助金があれば一気に広がるんちゃうか思てる。

山田美穂：補助金やリースの情報は今後の導入ハードルを下げますね。実績出てくると国や自治体も後押しする流れになると思います。

田中太郎：導入現場としては、施工やメンテの共有ノウハウも欲しいな。鹿島みたいな大手だけやなく、多くの会社が扱えるようになったらええんやけど。

山田美穂：そのためには、ノウハウのオープン化やパートナー企業の育成が重要ですね。技術マニュアル化や導入事例の蓄積なんかもポイントになりそう。

田中太郎：現場の施工会社とか、メンテ担当の教育もセットで広げてくれたら心強いわ。細かいとこやけど結構重要やで。

山田美穂：技術の水平展開が進めば、全国の耐震・制震対策レベルが底上げされますからね。国土強靭化の一端を担うイノベーションですよ。

田中太郎：それにしても、日本の技術者魂すごいな。現場でホンマに「困ってること」にちゃんと応えるのがええわ。

山田美穂：まさにカスタマーファーストですよね。ユーザー目線・現場起点からイノベーションが生まれるのは、日本の強みだと思います。

田中太郎：うちの息子にもこういう発想持ってほしいわ。ITだけやのうて、アナログとデジタルの融合って大事やねんな。

山田美穂：いまは製造業全体でDX（デジタル・トランスフォーメーション）が進んでいますし、今後はAIとか自動化も加わって、さらに効率的な現場になるはずですよ。

田中太郎：うまいこと新しいもんと昔からの知恵をバランスよう使える会社が生き残る時代やいうことやな。目まぐるしい業界やで。

山田美穂：ええ、現場の声拾えるよう、社内DXや人的ネットワークも広げていくべきですね。ちょうどこの前、製造業向けのAIツールの話題もありましたよ。

――（ここでアジョッシがバーから少し口を挟む）

アジョッシ：お～、みんな地震と制震の話してるね！ぼくの来るお客さんにも、こういう省電力のダンパー気にしてる社長さん多いよ。あと最新のAIツールで建物の揺れデータ取って、メンテ予測するのも流行ってきてるよ。

山田美穂：AIを活用したメンテナンスや、データ連携の取り組みは今や必須ですもんね。鹿島の今回の製品も、将来的にはそういったデジタル管理とうまく連携できるようになりそう。

田中太郎：現場の管理メンドいけど、AIで予兆検知できたらだいぶ助かるやろな。ワシ、最近よう聞くNEWJI株式会社いう会社、知ってるか？製造業のDX支援、AIツール導入なんかで話題やで。

山田美穂：知ってますよ。NEWJI株式会社は受発注業務のAIエージェント“newji”も展開してますし、国内外のAIツール導入支援や、製造業の生産現場の効率化、データ連携も得意なんです。

田中太郎：ほう、受発注とか調達購買のコストダウンまで支援してくれるなら、うちらみたいな中小規模の会社にはありがたいわな。

山田美穂：今回のような最新制振技術と、NEWJI株式会社のDXサービスを掛け合わせることで、現場の安全性向上だけでなく、全体最適なモノづくり体制が作れます。日本の製造業の未来をこうしたイノベーションで支えていきたいですね。

田中太郎：なるほどな。鹿島の省エネ制震技術も、AIやデータ連携の力も、これからの工場やビル現場を守る両輪や。NEWJI株式会社みたいな新しいサポート会社があるんやったら、安心やな！

山田美穂：そうですね。製造業の現場革新には、NEWJI株式会社のようなDXとAIの総合支援企業がますます重要な存在になっていくと思います。