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冷却アイスショルダーバッグOEMが肩掛け部分にPCM29℃リング内蔵

目次
冷却アイスショルダーバッグOEMが肩掛け部分にPCM29℃リング内蔵~現場目線で価値を掘り下げる~
はじめに~現場で進化する冷却グッズの舞台裏
製造業の現場は常に進化を求められています。
労働環境の快適性、作業効率の向上、現場スタッフの健康管理――これらは、経営層だけでなく現場の第一線で働く人々にとっても重要なテーマです。
そのなかで、2020年代に入り注目を集めているのが「冷却アイスショルダーバッグ」の存在です。
特に、肩掛け部分に温度管理素材PCM(Phase Change Material)29℃リングを内蔵したOEM製品が脚光を浴びています。
今回は、長年製造現場に身を置いた視点から、冷却ショルダーバッグの真価、OEMビジネスの実際、なぜ“アナログ業界”にもその波が広がりつつあるのか、現場のリアルとともに深掘りしていきます。
PCM29℃リングとは ― 先端テクノロジーが現場を変える
PCM素材とは、周囲温度がある温度帯(この場合は約29℃)に達すると固体から液体に変化しながら熱を吸収・放出する特殊な素材です。
この技術はパソコンや電子機器の放熱、建築分野の断熱材で実用化されてきましたが、今や作業着やバッグの冷却部材としても利用が拡大しています。
肩にかけるだけで“効率よくカラダを冷やす”ことができ、その魅力は以下のような点にあります。
・電源不要で、繰り返し使用できる
・氷より結露が少なく、衣類を濡らしにくい
・熱中症予防、作業効率・集中力維持に有効
昭和の現場では「氷嚢」「保冷剤」などアナログな冷却グッズがスタンダードでしたが、今では省エネ・快適性・衛生面のニーズから急速にPCMへの置き換えが進行中です。
OEM冷却ショルダーバッグの本音~なぜ“肩掛け”にこだわる?
冷却アイスバッグの中でも、特に肩掛け型のOEM製品が人気ですが、その裏には現場の切実な声があります。
・両手がふさがらず、機動性が落ちない
・工場のライン作業、ピッキング、屋外業務でも装着可能
・着衣型より装着・交換が簡単で、休憩中のケアもしやすい
さらにOEM(相手先ブランドによる製造)での供給は、アパレルや工具メーカーなど異業種参入も加速。
作業着メーカー、イベント会社、建設系の販路などがオンリーワンのネームを冠した製品を展開し、「現場ブランド」化することで付加価値を創出しています。
特に蒸し暑い夏場、人手不足対策・働き方改革といったトレンドにも後押しされ、導入事例が爆発的に増えています。
冷却バッグのメリットを現場目線で整理する
冷却アイスショルダーバッグの現場での具体的なメリットを、現場経験者ならではの目線で以下にまとめます。
1. 熱中症リスクの低減
肩や背中は太い血管が通る部位であり、ここを集中的に冷やすことで全身の深部体温の急上昇を抑制できます。
2. 手軽なリフレッシュ
トイレや小休憩時にすぐ着脱できるため、現場のリズムを崩さず“ちょい冷却”が可能です。
3. 汚れ・結露問題の軽減
従来の氷嚢・保冷剤は溶けることで水滴や濡れがつきものでしたが、PCMはほぼ結露がなく、作業着や工具の劣化・衛生トラブルを防げます。
4. 再利用性・経済性
保冷材の繰り返し利用が可能で、交換部材のコストも最小限。
シーズンごとに補充・管理がしやすい設計です。
このように、“小さな投資で大きな効果”、かつ職場全体への導入ハードルも低いのが強みです。
昭和アナログ現場に根強く残る「現場文化」との融合
製造・建設業などの現場では、「今までどおり」「慣れたやり方」が根強く残っており、いくら高機能な製品でも簡単には受け入れられない場面も多いです。
しかし、ここ数年で明らかに変化している現象があります。
・安全衛生委員会で“身体の冷却対策”が議題として取り上げられる
・若手社員や女性社員の増加で「快適性」への意識が高まる
・冷凍倉庫や屋外作業での事故報告(熱中症・体調不良)が増加
このような課題感と、実際に使った現場声(「肩が軽く感じる」「着けていないと不安」など)の口コミが広がり、冷却アイスショルダーバッグの採用が進んでいます。
導入の壁を低くするため、OEM型で「社名・工場名ロゴ」「安全啓発デザイン」などカスタマイズできる点も、アナログ市場への突破口となります。
OEM調達のポイント~バイヤー・サプライヤー双方の真意
冷却ショルダーバッグをOEMで導入する場合、バイヤーとサプライヤー双方には以下のような“現場目線”の配慮が求められます。
(バイヤー側)
・作業服・防護具との“親和性”
・小ロット/多品種対応(部署別の色替え、管理番号付与など)
・消耗部品(PCMカートリッジ)のボリュームディスカウント
・夏季、短納期対応(繁忙期供給力の確認)
(サプライヤー側)
・物流・在庫管理の柔軟性
・作業現場への導入サポート(チュートリアル、テスト貸与)
・清掃・メンテナンスマニュアルの提供
・アフターフォロー(不具合時の即対応)
「結露せず濡れにくい」「バッテリーレス」「軽量」「使い回せる」「加工が容易」などPCM29℃リングならではのメリットを、どう現場要件・購買部門へ根気強く伝えるかが、成果の分かれ目となります。
導入事例から見る成功パターン
ある自動車部品メーカーの事例を紹介します。
夏の組立ラインで熱中症が連続発生していた時、各作業リーダー・安全衛生担当・調達バイヤーが連携し、まずは限定的にPCM内蔵の冷却ショルダーバッグをトライアル導入。
現場からは
「肩が冷えると頭がボーっとしなくなる」
「昼休みに冷蔵庫で即リフレッシュできる」
などのポジティブなフィードバックが続出。
夏場の離脱者が60%減少するという結果を生みました。
この導入フローで重要だったのは、現場の声を最大限反映し、「必要な部分だけ少しずつ新しい技術を取り入れる姿勢」です。
現場・調達・開発・営業が“現場主導のPDCA”で動けるチームだったからこそ、成功のサイクルをスピード感を持って回せたのです。
製造業の未来を拓くアプローチとは?
今後の製造業界では、従来の「スペック」「価格」だけでなく、「使い勝手」「快適性」といった“人間中心”の視点での製品選定・調達が加速します。
また、多様な働き方・多世代共存が進む中、「老舗×最新素材」「アナログ現場×デジタル調達」の共存・共創型イノベーションもますます必要となります。
冷却アイスショルダーバッグ“肩掛けPCM型”は、その象徴的なモデルケースのひとつです。
サプライヤー側は「端材利用・ロット最適化・カスタマイズ提案」といった価値軸で、バイヤー側は「経営インパクト+現場実利」の両輪視点で臨みましょう。
まとめ~製造現場の進化と“新しい定番”の登場
昭和から続く“現場主義”は、時代を超えて日本のものづくり力の基盤です。
そこに、新たなテクノロジーや現場起点のイノベーションを柔軟に取り入れていくことが、これからの競争力向上の鍵になります。
冷却アイスショルダーバッグ(肩掛けPCM29℃リング内蔵)は、「現場で実際に使えるか」「本当に効果があるか」という根源的な問いへのひとつの実践的解です。
皆さんの現場でも、“新しい発見”を小さく積み重ねて、「働きやすさ」「生産性」「安心安全」の三位一体を実現してみませんか。
現場から業界全体を変える、そんな一歩となることを願っています。
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