投稿日:2022年7月13日

倉庫の作業を改善してコスト削減しよう!〜将来のあるべき姿とは〜

今日は倉庫の入出庫作業の話

今まで4回、話してきました

入庫、保管、出庫、そして

中国の建機メーカーの倉庫の事例

これまで過去こうでしたという話

それから今後こうあるべきですという話も一部しましたけれども

今日の話としては、じゃあ購買として今ある問題

これをどのように次につなげるか

そしてサプライヤーを指導する時にサプライヤーの

入出庫作業、いかに無駄をなくして品質を高めるか

納期を縮めるか

コストを削減するかという指導のポイントについて

少しお話をしたいと思います

 

私が顧問を務めた建機メーカー

日本の技術者、生産管理ですとか

品質管理の指導者

それも建機メーカー出身の人とか

自動車メーカー出身の人が

改善指導をしてきているのでかなり進んではいます

それでも基本的には過去ですね

今まで日本でこうしてきたから、こうしてくださいということで

合理化が進んでいます

でも大事なのは

これから先、知能化、自動化、無人化

こうなっている現状からさらにレベルアップするにはどうしたらいいか

っていうことになりますね

 

実際に私が見てきた上海とそれから長沙の工場

もう少し詳しく話をしますけれども

実際にこの上海の工場の隣は実はテスラの工場です

テスラの雇用条件って建機メーカーよりいい

時給は同じなんですけれども

作業時間が短いですとか残業がないですとか色んなメリットがあって

実はこそっとテスラに転職してしまった

ということが2年前に起きています

非常に脅威ですね

大事なのはどこまで人がやるか機械に任せるか

特にハード、作業環境がきついところを自動化させるかだと思います

テスラに移ってしまったというのは

要はお給料の問題じゃなくて

労働環境だとか作業時間だとか

そういった待遇のものの中の

給料以外の部分だったんですよ

今後、工場の中の手作業で進んで

まだまだ自動化されてないこの倉庫

自動倉庫を入れたのに全然自動になっていない

というのが私の印象だったんですけれども

自動倉庫へ入れるまで出してから

あとがすごい手間をかけています

倉庫へ入れるために開梱して

そのフレームに入れるために

きれいに並び替えるとか

開梱してすごい移し替えという作業に非常に時間がかかってくる

さらにその伝票と突き合わせて中に入れる

倉庫の中に

どこに何が入っているという情報を入力するのに

ここもバーコードリーダーで読んではいるんですけれども

一個一個読んでいるという状態になるので

倉庫の中の何段目の何個目の箱に何が入っている

いろんな形状のものが混在している箱があったり

単一で同じものが埋め尽くされていたり

バラバラまちまち、どうしても

部品点数の多い自動車会社だとか

こういった建機メーカーですとか

たくさんの部品を組み合わせて製品を作っているメーカーの工場ですと

非常にこれが大変です

単体のものだけで

倉庫が埋まっていれば非常に楽なんですけれども

一つの箱の中に複数混在していたり

特殊な形状があって

スカスカだったり入りきれなかったり

色んなことがどんどん起きている中で

それをどうやって標準にするか

例外をなくすか、この倉庫の中に詰めるか

倉庫の棚全部をフルに活かすか

一番手前と一番奥

出し入れの頻度が高いのが一番手前です

そうでない頻度の低いものは

一番奥の一番上ということになったりするんですけど

その一番奥の一番上が全然動かないというようなことがあって

どうやってそういった長期在庫をなくすかということになっていきます

 

それはコンピュータで集計されたデータを使ってないですね

ぼーっと見てるだけで

そこからきちっと読み取って何が問題だ

だからどう改善すべきだっていうことを頻繁に

会議で話すだけじゃだめで

当然短時間でいいので毎日何が問題だから

だからどう改善するという目標を持って

その数値的な目標管理を持って改善をしていく

ということがないと

今こういうことが問題です

じゃどうしようって話した

話して結論を出さないで先送りしてしまうと

なかなか先に進まない

暫定版でもその日のうちにその会議の中で次どうするっていうことを

きちっと決めてやっていく

プロジェクト管理の話になってしまうんですけれども

せっかくデータベースが出来上がっていて

人工知能が様々な判断をしてもなかなか

最終的な判断、解決策

次のステップを人が判断していかないと前に進まないですね

こういったことを是非考えて

非常に時間がかかる話ですし

サプライヤーの協力必要です

梱包資材ですとか、荷姿ですとか、その単位とか

何を優先するかによって随分違ってくると思います

運送効率を優先させるのか

倉庫の棚の有効活用を果たすのか

入出庫作業をいかに合理化して楽にするのか

いや、ダメージロスを減らしていかに不良をなくすのか

返品をなくすのか、優先させるのかということによって

選択肢は変わってくると思います

その優先順位、何を大事にするかをきちっと決めて

それは企業の方針として決めて購買部門としては

その方針に従うと

その時には購買部門

としてもこうあるべきだっていう自分たち

自分たちの部門の意見を役員にぶつけて協議をしてもらって回答を得る

ということが必要になるかと思います

このように工場の倉庫の自動化、知能化、無人化

最終的には倉庫がなくなって

直接納品になって

原材料、部品が工場のどこにどれだけ何があって

それがどれだけあって、だから

いつどれだけ発注をして

次の供給を受けるかというシステムを作り上げていくと

倉庫のようなものがない中で、大きい工場の中で

どこに何がどれだけあるということがデータ上も現物も常に

把握できている状態を作るということが

将来の購買部門と物流、倉庫、サプライヤー

生産部門、営業販売

アフターサービスが協力してやるべきことだと思います

がっちり固めた組織ではなくて

常に柔軟に変化できる情報は共有されている

データの一元化、システムの統一

これができているという状態

ここを目指すのが将来あるべき姿かと思います

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