製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?
コネクテッドカー技術は、近年注目を集める製造業の一分野です。
本ブログでは、これまでの経験と知識を基に、コネクテッドカーの可能性について紹介します。
コネクテッドカーの基盤となる技術の一つが、車載通信システムです。
車両同士や道路インフラとのネットワーク接続により、車の位置情報やスピード情報、交通状況データなどを共有し合います。
実用化が進むV2X(Vehicle to Everything)技術は、事故防止支援や渋滞回避などに役立ちます。すでに北米を中心に一部の高級車では利用が始まっています。
さらに注目されるのが、自律走行車技術です。センサーとAIを駆使し、運転を代行する自律走行レベル3以上の実用化が求められます。
独BMWは高速道路でのレベル3走行が可能な「iNEXT」を2021年に市場導入予定です。
豊田自動車は、オリンピック前の東京五輪に合わせ、有人試験走行を進めています。
これらの技術を活用すれば、運転者負担が軽減され、事故も減少します。一方で、個人情報の取り扱いや各国の法整備面で課題も残っています。
技術の進歩とともに、新たな規制や基準も制定される必要があるでしょう。
製造業各社は、安全性向上と便利性向上の両立に取り組みつつ、法整備にも関与していく必要があると思われます。
コネクテッドカーには、私たちの生活を変える可能性が秘められています。
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。