製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?
ろう付け作業は製造業の多くの工程で欠かせない作業の一つですが、効率的なろう付けを行うことは生産性向上に直結します。
今回は、長年にわたる経験から個人が提案する、製造業現場での効率的なろう付けテクニックについて紹介します。
まず初めに重要なのが部品の準備です。ろう付け前に部品の表面処理を行い、ろうまでの導通性を良好に保ちます。
表面処理にはサンドブラスト法や化学エッチング法などがありますが、部品の種類や量に合わせた最適な方法を選択することで作業効率アップに繋がります。
次にろう付け加熱源となるバーナーの選定です。
大量生産であれば電気バーナーを、少量生産であればガスバーナーを利用するといった選択ができるでしょう。
バーナーの発熱能力や作動方式によってはろう溶融時間の最適化が可能です。
加えてろう棒と部品の位置決めも重要なポイントです。
大型部品では可搬な仮置台を、小型部品では位置決め用フィクスチャーを使用することで、安定した熱源照射と再現性の高い位置決めが可能になります。
最後に幾つかの小技としては、ろう付け後の部品冷却は風圧式のものを、ろう残渣の除去は溶剤に濡らしたコンプレッションブラシを活用する方法などが挙げられます。
以上の技術の活用により、製造業現場におけるろう付け作業の効率化を図ることができると思います。
引続き、実例やデータも交えながらトピックを深掘りして行きたいと考えています。ご意見、ご批評ありがとうございました。
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。