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サプライヤーから得る有益な非公開情報とは
今日は購買部門が必要とする情報、続きをお話しします
購買部門が必要な情報の中にサプライヤー
サプライヤーの話があるんですけれども
サプライヤーのどんな情報が必要か
9項目をお話しします
実際に購買部門が発注をする原材料部品、場合によっては製品、この情報
そしてその製品を売ってくださる営業部門、窓口、担当者
そしてそのサプライヤーが持っている技術
例えば特許だとか様々な情報
そしてその部品や原材料を生産する生産能力、設備の状況
そして経営体質どれだけ
原材料部品の原料を調達する余力があるか
まず原料を調達するために
購入する資金が必要なんですけど
その資金が潤沢にあるかどうかという財務状況
キャッシュフロー、そして販売取引先
そのサプライヤーはどこに原材料部品、既製品を売っているか
さらにはその調達先の企業概要
さらには同業他社、協力関係があるかないか
最後にそのサプライヤーの経営者、経営理念ですとか信頼性
さらには経営トップの資質
こういったものがどれだけあるかどうか
こういった情報を仕入れるのには
いろんな方法があるわけです
直接を訪問する、ヒアリングをする
現場調査を行う、ホームページで生産能力を確かめた上で
それが実態に合ってるかどうか
自分の目で確かめる、様々な手段があります
インターネットに書かれているホームページや
企業概要、ここに書かれているものは当然表向き
実際は日々の生産の中でどれだけ品質
生産管理、細く管理ができているかどうかは自分の目で見て確認する必要があります
それでも実際に訪問する前に準備の時間が与えられてしまうとサプライヤーは
表向きの姿を見せるために整理整頓、普段はやっていない品質管理
さまざまなことで実態と離れてしまった
現状を見ることになってしまいます
本当の姿、普段の姿をどれだけ把握できるかが購買部門としては
重要なことになります
実際に売っている製品、自分達が調達する原材料や部品
これがどの程度作れるのかという設備の状況
生産能力は設備がどれだけあるか
作業員がどれだけいるのかだけではなく
他にどこへその原材料部品が売られていて
自分達向けにどれだけ優先順位が高く生産されているかによって
設備能力が例え高くても自分達への販売の優先順位が低ければ
生産能力に見合った調達ということが叶わないことになります
単に素晴らしい設備があります
ちゃんとメンテナンスがあります、揃っています
と言っても作業のプロセスの中でボトルネックがあれば
それが生産能力の上限となってしまうので
必ずしも並んでいる機械設備=生産能力とは限りません
販売先も競合他社に売っているのかいないのか
そのシェアはどの程度なのか
それによっては今後の調達、数量を増やせるのか
価格の引き下げの余地があるが
様々な要因に影響を及ぼす状況になってきます
調達といっても
サプライチェーン、サプライヤーから物が届くまでの物流や倉庫
交通手段、様々な状況を知る必要も大事です
同業他社との協力関係ですが
例えば工業組合、この中で地位が決まっていれば
どこがプライスリーダーとして主導権を握っているのか
そうでないのか、ということも調達においてかなり
影響を及ぼすこともあります
そして経営者、実際にはそのトップの考え方によって
品質管理や生産管理、顧客第一主義なのか人を優先させるのか
利益を拡大するために設備投資をするのかしないのか
長期的な展望を持っているのかいないのか
様々なことから実際の設備やスタッフの動き
営業方針だとか様々なところに影響があるわけです
どこまでトップ、企業のトップが
自分達に優先順位を置いて接しているかということを確認することも
重要になります
このようなサプライヤーの様々な情報
いかにこれらの情報を数値データとして客観的に捉えるかということが大事です
是非、今申し上げた
製品、営業窓口、技術、設備生産能力、財務状況、販売取引先
調達先の企業の概要、同業他社との協力関係者、経営者
これらの情報を常にアップデートして最新の情報を掴んでおく
ということだけではなくそれぞれ刻々と変化する新しい情報を
定期的に更新して管理をするということが
長い取引を維持するための必要な情報管理ということなります
今日はここまでになります
是非高評価のボタン、そしてコメント、意見、質問等お寄せください
ぜひこれからもNEWJIチャンネルをよろしくお願いいたします
次回はさらに進んでサプライヤーの競合他社
こういった情報、少し視野を広げて
もう少し幅広く業界の各企業の様子
これについてお話をしようと思います
今日は以上です
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