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VAVEのコスト削減目標達成の10か条!其の五
今日はコスト削減の目標を達成するための10か条の最終回第10項目目、サプライヤーとの信頼関係を構築するという話をします。
目次
どうやってサプライヤーとの信頼関係を獲得するのか
実際にサプライヤーとの信頼関係とは何をどうするかっていうことなんですけれども、こちらから一方的に価格を引き下げてくださいだとかコスト削減をしてくださいと言ってもそう簡単にコスト削減っていうのは実現しません。
当然サプライヤーの協力が必要です。
彼らもビジネスですから利益を出さないといけない。
今までの価格だとか数量、納期などさまざまなものが最適だと思って合意したものを改善する、また新しい契約になおすということになれば当然今までと何が問題でどうあるべきか、数量が増えるのか、納期が縮まるのか、さらには生産の効率などのプロセスを改善するのか、不良を減らすのか。
様々な取り組みをした上で購入単価を引き下げるということであれば、利益を確保したい 。
今後の設備投資のこと考えたらやはり出来るだけ多く販売する、売上を確保することによってできるだけ利益を減らしたくないことになります 。
単価を引き上げるという条件の中に様々なサプライヤーからの依頼事項ってあると思うんですが、それをどこまでこちら側が飲めるかということになっていきます。
相互の信頼関係ということはそれぞれが相手の意見を聞いて少しでも協力をするということで取り組むということです。
一方的に話を通そうと思っても難しいですよね。
自分の意見を通そうと思ったらまず相手の話を聞く、聞くだけではダメでそれを実行に移すということが必要です。
双方のお願い事項がうまく良い解決策が見つかって合意すればコスト削減は一歩前に進むということになります。
そのような考え方を持ってぜひサプライヤーと信頼関係を築く、それが場合によっては1年や2年ですまないかもしれません。もっと長い年月がかかっていくということがあります。
是非そういった長い年月をかけての信頼関係を築く時には別の競争相手と交渉することによって緊張感を保たせるとか様々な取り組みの方法はあります。
それはまたはサプライヤーとの信頼関係ですとか交渉のテクニックですとか、三社見積もりの話だとか比較するとか様々なサプライヤーの管理方法という話になってきますので、またそれは詳しく別途お話をさせて頂きます。
今日はここまででコスト削減の目標を達成するための10か条、最後に繰り返して申し上げます。
購買部門として取り組むべきこと
第一条 製品知識を身につける
第二条 製品の価格動向調査を行う
第三条 サプライヤーの情報収集を行う
第四条 交渉スキルを身につける
第五条 コスト意識を持つ
第六条 柔軟な発想力を養う
第七条 時には買わないという考え方も受け入れる
第八条 実際に使用する部門の立場になって考える
第九条 エンドユーザー 、使用者に完成品の意見を聞く
そして最後10項目目として
第十条 サプライヤーの信頼関係を構築する
この10項目がコスト削減を目標達成するために必要な項目と思います。
当然, 購買部門としてのこの10項目に加えてサプライヤーが我々購買に対してどうすべきかという話をまた次回にしていきます。
そしてさらに、購買部門だけではなく、生産部門だとか、営業部門だとか様々な部門が協力してくれないと購買だけでコスト削減を実現しませんので、その話もまた別途をしていきます。
続きはまたサプライヤーがすべきことそれから購買部門以外の各事業部 及び管理部門、生産部門などさまざまな部門の協力、何をどう協力してもらうかという話を詳しくしていきます。
本日は以上になります。
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